「名古屋だけ置いてけぼり?」不動産のプロは「最も堅実」と評価 東京・大阪と違う住宅市場の“強さ”
名古屋の堅実さは「ものづくりの街」だから?
では、なぜ名古屋だけ東京や大阪と違うのでしょうか。
牧野さんが注目するのが、愛知・名古屋の産業構造です。
愛知県といえば、製造業。
自動車をはじめ、多くの工場や関連企業が集まる「ものづくりの街」です。
東京や大阪では、金融やサービス業などで働く人の割合が大きい。
一方、愛知では製造業に従事する人が多く、実際にものを作り、その収益によって生活している人たちが地域経済を支えています。
牧野さんは、そんな地域性が不動産市場にも表れているのではないかと考えます。
「『みんなで遊ぼうぜ』って言ったら、みんな働いている(笑)」
スタジオから笑いが起こります。
投資で大きな利益を狙う派手さはない。
でも、実体経済をベースにした堅実さがある。
それが、牧野さんから見た名古屋の特徴です。
動画視聴【名古屋だけ置いてけぼり?】不動産のプロが「最も堅実」と語る理由 東京・大阪との決定的な違い【あしたのマネー#70】
不動産で「大損」すると簡単には逃げられない
では、値動きの大きな不動産市場で投資することは、どれほど難しいのでしょうか。
牧野さんは、
「不動産は結構、大儲けもあるけど大損もある」
と話します。
岡田アナが「大損の時の額が…」と尋ねると、
「あっという間に人生終わりますよ」
という強烈な答えが返ってきました。
もちろん、これは不動産投資のリスクの大きさを強調した表現です。
株式の場合、価格が下がったとしても市場が開いていれば売却することができます。
損失を受け入れて売る「損切り」という選択が比較的しやすい金融商品です。
ところが、不動産はそうはいきません。
買い手がいなければ売れないからです。
価格が下がり始めると、「もっと安くなるかもしれない」と考えて買い手が様子を見るようになる。
売りたい側はいるのに、買う側が動かない。
その間にも住宅ローンなどの負担は残ります。
「マーケットが変わった瞬間、もう抜け出せない」
不動産投資ならではの怖さです。
マンション価格が下がると、プロは「待つ」
さらに興味深いのが、価格が下がり始めた時のプロの投資家の行動です。
普通なら、
「安くなった。今が買い時では?」
と思うかもしれません。
しかし牧野さんによると、プロはすぐには動きません。
むしろ、
「面白い場面に来た」
と考えながら、「待つ」のだそうです。
不動産価格が下がれば、同じ家賃収入でも投資利回りは高くなります。
そこでプロは、
「この利回りまで上がったら買う」
という基準を持ち、価格がどこまで調整するのかを見極めます。
市場が盛り上がり、多くの一般投資家が参加している時ほど、プロは警戒する。
そして、価格が下がって参加者が減ったところで動き始める。
投資を仕事にしている人と、「マンションが上がっているから自分も買おう」と考える人とでは、そもそもの行動が違うのです。















