「名古屋だけ置いてけぼり?」不動産のプロは「最も堅実」と評価 東京・大阪と違う住宅市場の“強さ”
「投資ゲーム」に参加しなくていい名古屋
牧野さんは、東京や大阪の一部のマンション市場を「投資ゲーム」に例えます。
値上がりを期待して物件を買う。
価格が上がれば売る。
また別の投資家が買う。
大量の投資資金が入れば、こうした売買によって価格がさらに押し上げられることがあります。
問題は、その市場に「自分が暮らす家」を買いたい一般の人も参加しなければならないことです。
「自分が家を買おうと思ったら、そういう投資ゲームで遊んでいるゲームの舞台に、自分がなけなしのお金を持って入る」
牧野さんはそう表現します。
価格が上がっている間は、自分が買ったマンションの価値も上がり、気分はいいかもしれません。
しかし、相場の流れが変われば状況は一変します。
投資家が市場から離れ、価格が下がった。
自分も売りたい。
ところが住宅ローンが多く残っていて、売却しても完済できない。
そんな状況になれば、簡単には市場から降りられません。
一方の名古屋。
牧野さんは、
「投資家があまりいないので、完全に実需で決まっています」
と話します。
実際に家が必要な人が、自分の収入や生活に合わせて買う。
「皆さん身の丈で買われているという意味では、全く正常なマーケット」
という評価です。
動画視聴【名古屋だけ置いてけぼり?】不動産のプロが「最も堅実」と語る理由 東京・大阪との決定的な違い【あしたのマネー#70】
「マンションが倍になる夢」は期待しにくい。でも…
名古屋でマンションを買えば、東京の一部の物件のように短期間で価格が倍になる――。
そんな期待はしない方がいいと牧野さんはいいます。
大幅な値上がりには、実際に住む人だけではなく、値上がり益を狙う投資家が次々と入ってくることも影響します。
そのプレイヤーが少ない名古屋では、派手な値上がりは起きにくい。
しかし、それを別の角度から見れば、投資マネーによって価格が大きく膨らみにくいということでもあります。
「最も堅実なのが名古屋だと思います」
さらに牧野さんは、
「一番日本の身の丈だと思います」
とも話します。
大きく儲けることを狙う人には物足りないかもしれない。
でも、自分や家族が暮らすための家を買いたい人にとっては、それが安心材料になる場合もあります。














