日本酒造りのノウハウを数値化 デジタル化支援ツールで酒蔵を守れ 国税局が考案

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福井酒造 杜氏 王 砿生さん

福井酒造 杜氏 王 砿生さん:
「酒造りはすごく繊細。勘も必要ですよね」

蒸した酒米をタンクに入れて発酵させると、もろみ、日本酒の元ができます。加える水の量やもろみの温度管理で発酵の進み具合は大きく変わります。毎日データを計測し、この日は仕込みの14日目。専用の機械で比重やアルコール度数などを計って数値を入れると、グラフは適正エリアの真ん中を通っていました。

来場客

2024年の新酒がようやく完成。できたばかりの新酒をふるまう蔵開きには約1300人が集まりました。その出来栄えは?

来場客:
「良い香り、甘い香りがします。おいしいです」
「大好き」

福井酒造 赤井 知久会長

福井酒造 赤井 知久会長:
「人が変わってもある程度のレベルまでは同じような(酒造り)ができるように、後継者を育てるための1つのツールとしては、ありがたいことだと思っています」

日本経済新聞社 名古屋支社 谷 天晴記者:
「既存の酒蔵の若い後継者の育成を助けるだけでなく、新規参入者を後押ししていく可能性があります。もろみエールによって、今後この地域の酒造りが盛んになっていくのではないでしょうか」

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