「スケートに全力で取り組むのは変わりない」宇野昌磨選手が引退会見 ゲーム時間増が楽しみ
5月14日に行われたフィギュアスケートの宇野昌磨選手の記者会見を振り返ります。
宇野昌磨選手:
「この度、私は現役フィギュアスケート選手を引退することとなりました。皆さん、ありがとうございました」
晴れやかな表情でファンに感謝を伝えました。
名古屋出身の宇野選手は2018年、平昌オリンピックでオリンピックデビューを果たすと、男子シングルのフリーで7本のジャンプを成功させ銀メダルを獲得。
続く2022年の北京オリンピック。男子シングルでは自己ベストを更新する得点で銅メダル、全てのジャンプを成功させた団体戦では銀メダルを獲得しました。
宇野昌磨選手(当時のインタビュー):
「この練習を間違いなく数年続けていけばもっとレベルが上がり、今のネイサン(ネイサン・チェン選手)のような位置で戦える存在になることも可能だと思う」
金メダルこそないものの、オリンピックのメダル数は日本人フィギュアスケート選手では最多です。
このほか世界選手権で日本人男子初の連覇や、全日本選手権で6度の優勝などを達成。日本を代表するフィギュアスケーターとして活躍してきました。
引退を考え始めたのは2年前…羽生結弦さんやネイサンチェンが引退し「取り残されてしまった」
会見で語られた、現役引退のきっかけは…
宇野昌磨選手:
「引退自体を考え始めたのは2年前ぐらい。ゆづ君(羽生結弦さん)の引退やネイサンの引退もあり、ずっとともに戦ってきた仲間たちの引退というのを聞いて、すごく寂しい気持ちと取り残されてしまったという気持ちもありましたし、そういったところから自分も考えるようになったかなと思います」
競技生活への未練は…
宇野昌磨選手:
「未練というところに関してなんですけども、正直全くないです。振り返ってみても本当によく頑張ったなと。ここまで毎日同じことを磨き上げられるというのは、自分のことなのであまり言いたくはないんですけども、素晴らしいことを成し遂げることができたなと思っています」
引退することで楽しみなことも…
宇野昌磨選手
「僕は本当にフィギュアスケートだけを全力でやって…もちろんゲームも全力でやってきたんですけど、スケートっていうものが競技から離れた分、ゲームにも費やせる時間が増えるかなと思っています」
気になる今後の活動については…
宇野昌磨選手:
「これからもスケートに全力で取り組むというのは変わりないかなと思いますので、形は変わるかもしれませんけれども、僕の一番最善だと思うフィギュアスケートの形を追い求めていきたいと思っているので、応援してくれたらうれしいかなと思います」