巨大水槽に珍しい魚も 周囲に海なし内陸のスーパーが「産地直送」で鮮魚を仕入れられる秘密
強みは「高速道路の交差点」という立地
平島店は現在、全国5箇所の漁港から直接魚を仕入れています。これを可能にしているのは、店の立地に秘密があります。
一宮市は、東名・名神高速道路と東海北陸自動車道が交わる高速道路の交差点。東西南北に伸びる高速道路を駆使することで、海のない内陸の地に新鮮な魚を届けているのです。
午前8時、漁港で買い付けた魚が到着。開店の1時間前に間に合いました。
この日イチオシの、大ぶりのアジは1匹756円で売ることに。静岡の漁港から仕入れた珍しい魚に、北澤ストアマネージャーも目を留めます。
綿半フレッシュマーケット平島店 北澤ストアマネージャー:
「ウチのバイヤーさん、メヌケ珍しいね」
海から遠いという不利を逆手に取った戦略で、平島店の売上は一宮漁港を名乗る前の、およそ1.2倍に。今後さらに、漁港とのネットワークを広げたい考えです。
綿半フレッシュマーケット平島店 北澤ストアマネージャー:
「もっともっと魚を知ってもらい、魚のおいしさを伝えたいです。日本には多く漁港があるので、そういったところと提携したり、バイヤーにもいろいろな魚の仕入れをもうちょっと増やしてもらったり、いろいろ挑戦していきたいです」
地産地消への新たな挑戦
この取り組みについて、日本経済新聞社の山名直花記者は次のように分析します。
日本経済新聞社 名古屋支社 山名直花記者:
「地元のベンチャー企業がサクラマスの陸上養殖を成功させ、この店でも今年5月から一宮産のサクラマスとして仕入れを始めました。全国各地の漁港からの産地直送に加えて、こうした地産地消につながる新たな商材も取り入れることで、内陸部の消費者の需要をさらに喚起したい考えです」
漁港から仕入れた新鮮な魚を使ったお惣菜の販売にも力を入れていて、魚の切り身を贅沢に使った漁師のお茶漬けやカツオをわらで炙ったわら焼きも特に人気だということです。

















