月5000円から導入!サツドラの140台のカメラを激変させた北大発アウルの超低コストエッジAI

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世界が頼る「ご当地技術」を紹介するシリーズ、北海道からの話題です。大学発のスタートアップが、防犯カメラの映像を価値あるデータに変えるAI技術を開発し、世界から
注目を集めています。

ドラッグストア「サツドラ」で140台のカメラを活用

土田安紘CTO

開発したのは、北大発のスタートアップ「アウル」です。

アウル 土田安紘CTO:
「エッジAIと呼ばれ、非常に小さなデバイスの中でも動く、安価なデバイスの中でもAIによる分析を行うことができるものになっています」

クラウドAIとエッジAI

AIは一般的にクラウドで利用しますが、カメラ映像など膨大な量のデータをネット経由で送って解析させると、通信費やクラウド利用料が高額になってしまいます。一方エッジAIは、現場にある機器や端末に組み込まれたAIが、映像をその場で解析。通信費などがかからないため、コストを大幅に抑えることができます。

アウルのエッジAIを活用するのが、北海道を地盤とするドラッグストア、サツドラ。天井にはいくつものカメラ。その数なんと140台。店内の映像を分析し、地域の顧客ニーズに合った売り場作りに活かそうとしています。

大井拓人本部長

アウル 大井拓人本部長:
「マーケティング施策を分析することで、他店に横展開して、売り上げを最大化することが目的です。カメラが100台以上ついているため、1ヶ月に数百万円ほど解析コストがかかるところを、安価に抑えることができます」

アウルAI映像解析システム

サツドラが導入したアウルのエッジAIを使った映像解析システム。もともと設置されている防犯カメラを活用でき、導入時にかかる費用は25万円から。毎月の利用料は、接続するカメラ1台につき6000円からです。コストはクラウドでAIを使った場合と比べて、100分の1ほどに抑えられると言います。

カメラ

アウル 土田CTO:
「おそらく何十億台というレベルのカメラが世界中にはあると考えています。これらをすべて私たちのエッジAI技術でデータ化していきます」

AIはソフトウェアから「物理世界」へ

川村秀憲教授

防犯カメラの映像はトラブル発生後に確認するという使われ方がほとんど。AIで映像解析をしてデータ化することで、マーケティングや業務効率化などに活用できるようになり、新たな価値が生まれます。現場で使いやすいAIの必要性について、アウルの創業に関わった北海道大学のAI研究者、川村秀憲教授に解説してもらいました。

北海道大学 大学院 川村秀憲教授:
「これからAIはソフトウェアの世界だけじゃなく、物理世界に出ていくことになります。リアルな世界にある情報を学習していって、クラウドにデータを送らずに処理することが次のAIの世界観で重要になっていきます。そのときはどうしてもエッジ側にAIを置くことをしていかなきゃいけません」

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