最下位が続くドラゴンズはどう立て直すべきか OBの田尾安志さんが徹底解説&提言
7点リードからの逆転負け、早い投手交代への違和感
--伺いたいのが先発マラーが2点取られたところでランナー残して交代というシーンなんですが。
ドラゴンズOB 田尾さん:
「こんな焦ることなかったと思うんですよね、ピッチャー交代。マラーの内容も悪くなかったです。2点取られてはいましたけど。それで、本人が2ランホームラン、ヒット打ったのも得点でホームまで生還している。マラー1人で3点取ってくれているという感覚なんですよね。そうやって考えた7対0。そんな中で2点取られただけということは、僕が監督だったらマラーに4点取られるまではもう目つぶって投げさそうとします。そういうゲームではなかったかなと思いますね。だから、2番手で出てきた藤嶋がその後1人打たれてすぐ変えられて、斎藤になりましたが、リリーフ陣がどれだけ準備ができていたのかなと、考えてしまいますね」
--同じ4失点でもマラーが打たれて取られるのか、リリーフを注ぎ込んで取られるのかでも違うということですね。
ドラゴンズOB 田尾さん:
「タイミング的にリリーフピッチャーは本当に準備が整っていたのかどうかは本人たちに聞いてみないとわからないです」
--しかし田尾さんは引っかかりを覚えた。
ドラゴンズOB 田尾さん:
「気になりましたね」
提言1:2000本安打の打者を首脳陣が信じ切れるか
--ピッチャー交代シーンを踏まえて、ここから中日ドラゴンズがどう浮上していくのか、その提言をぜひお願いします。
ドラゴンズOB 田尾さん:
「まずは選手を信じる。信じてないわけじゃないんです。信じてはいると思いますが、選手の使い方だと思いますね。この19日のゲーム、4対2で敗れたんですが、大島が3打席目で変えられた。大島に託すべき場面ではなかったか。2000本以上打っているバッターはすごいことなんですよね。そのバッターが2打席凡退したからと言って、逆に言うと3打席目はやってくれるんじゃないかなと信じて、大島でそのまま行ってもらいたかったですね。その結果どうなったか分かりませんけどね」
--野手の話で信じるか信じないかというベクトルでお話しいただきましたが、ピッチャーも同様ですか。
ドラゴンズOB 田尾さん:
「先発ピッチャーで投げさせるピッチャーは、僕は勝ちか負けをつくまで投げさしてほしいんですよね。そのゲームによりますけど、いいピッチングしているのに変えるというのは、僕は好きじゃない」
--つまり今の中日ドラゴンズでは、選手のことをあまり信じられていないんじゃないかということですか。
ドラゴンズOB 田尾さん:
「信じる、信じないではなくて、不安が大きくなっているんじゃないでしょうか。ゲームの展開が気になってマイナス思考になっているのかな。そういう部分が、信じていないように感じるのではないでしょうか」
--今一度、仲間を信じる。メンタル的なところの話かもしれませんが、そこが大事なんですね。
ドラゴンズOB 田尾さん:
「『任かしたよ』と言われた選手は『よし、任されている。頑張るぞ』という気持ちになるわけでしょ。だけど、首脳陣がそこまで自分を評価してくれてない中でゲームに出ている選手は、不安を持っていますよ。だから、そういうものをやっぱり減らしてあげて、『もう、お前がやった結果悪くてもいいんだよ』というそういう割り切りを持たせてあげながら、ゲームに出てもらう。このような意識で行けばまた違ったものが見えるんじゃないでしょうか」














