【独自調査】愛知の全小学校の校歌に「伊吹おろし」の歌詞があるかどうか4カ月にわたり調査

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建物がL字型に

美味しい酒造りに欠かせない繊細な温度管理。伊吹おろしが鍵になっていました。

ドローンを伊吹おろしと同じ向きで海側から飛ばしてみました。すると、澤田酒造が見えてきます。実は風を最大限受けるために建物がL字型になっているんです。

澤田酒造 澤田英敏副社長:
「風に対して一番効率よく、建物全体で風を受けるという形になっているんですね。普通の酒蔵だったら作業の動線を考えると並行に建てた方が効率がいいんですが、お酒を冷やしたいときに一番いい風がやってくる。その風を取り入れたい、ということでこの構造になっているんですね。」

たくさんの窓

さらに、酒蔵の中に風をうまく取り込めるよう、建物にある工夫がされていました。

澤田酒造 澤田英敏副社長:
「上から1段、2段、3段と、たくさん窓が開いています。酒造りは温度との戦いもあるので、なるべく蔵は冷やしたい。たくさんの窓を開けて、冷たい風を蔵の中に入れてあげる。冷空調の代わりですね。」

伊吹おろしをうまく取り込めるよう、酒蔵には先人の知恵が生かされていました。

常滑市には鈴鹿おろしの言葉が

鈴鹿おろし

伊吹おろしが産業にも大きく影響していたんですね。ただ、知多半島、実は小学校の校歌に伊吹おろしという文言は調査の結果含まれてはいませんでした。

一方で澤田酒造がある常滑市には、こちら「鈴鹿おろし」という言葉があったんです。

澤田酒造の澤田さんによりますと、「昔から鈴鹿の山に雪が積もると酒の仕込みの準備を始める」という言葉が伝えられていたそうで。まあ、伊吹おろしもそうなんですけど、知多半島の場合は隣の三重県との文化の繋がりもあるのかもしれません。

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