大村知事「誰が何を言っとる」と苦言 次期静岡県知事選挙への動き加速 愛知は「リニアに全力で取り組む」

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『リニアは静岡県民にとってメリットはない』リニアは知事選の争点になるのか

候補として名前があがっている3人

5月開かれる静岡県知事選、候補者がリニア開業についてどう考えているのか。4月12日時点で、大村さんのほかに候補として名前があがっているのは、こちらの2人です。

出馬の意向を固めている鈴木康友さん(66)で前浜松市長です。立憲民主党の渡辺周衆議院議員(62)も名前が上がっています。

知事選の行方がどうなるのか、また、その知事選がリニア開業にどう影響を与えるのか、共同通信静岡支局の平川裕己静岡県政キャップに話を聞きました。

鈴木氏にはスズキの鈴木修相談役の支援も

いま静岡県知事選挙の候補者として名前のあがっている3人については…

共同通信社静岡支局 平川裕己 静岡県政キャップ:
「大村氏は中部経済界の要請を受けて出馬を決めた。鈴木氏は、スズキの鈴木修相談役の応援を取り付けたことが出馬に影響を与えたといわれている。川勝知事も鈴木修相談役のバックアップがかなりあったと言われていて、財界を中心とした一地域を強く動かす力があると言われている。3人目として候補の名前にあがっているのが東部を地盤とする渡辺周氏。ふじのくにという会派・連合がどう動くのか出馬を表明したときには大きなポイントになる」

12日の会見で大村慎一さんは、リニア事業に関し大井川流域の県民に寄り添う姿勢を示しました。平川キャップは鈴木さんも渡辺さんも現時点で明言をしていないといいますが、リニアの早期開業への見通しは。

共同通信静岡支局 平川裕己 静岡県政キャップ:
「県内の関係者、県民、JRも1足飛びに進むとは考えていないと私は思っている。リニアは静岡県民にとって直接的なメリットがない中で、水資源が失われてしまったり環境が保全されないという懸念がある。しっかりと不安を払拭してくれる人を選びたいという思いが県民は強いのではないか。知事が変わることによって着工を認める基準は変わるかもしれないが、課題が残っている以上、その課題に対する解決策を議論していかなくてはならない。それが県とJRの共通認識だ」

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