テント素材を天井に 「軽くて燃えにくい」が地震の被害を抑える効果も 岡山

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張る天井

「吊る」のではなく、「張る」天井。そのカギを握るのが独自開発したテンション金具。壁の4面に取り付け、シートを巻き上げてピンと張る仕組みです。

天井裏にはなにもないので、万が一の場合も落ちるのはシートだけ。大きな面積でも1枚のシートでできる天井が実現。低コストで安全だとして注目を集めました。特に1月の能登半島地震を受け、問い合わせが急増しています。

すえ木工 担当者

さらに、マクテンを導入した「すえ木工」では空調効率が上昇したそう。

すえ木工 担当者:
「(マクテンを設置したことで)非常に冬も夏も、しっかり空調が効く空間になっています」

マクテンの売り上げ

空調の必要な空間が狭まるため、マクテンを張った空間では空調効率が30%上がるというデータが出ています。こうした効果をPRしたところ、マクテンの売上げは急増。2025年度は今年度の4倍となる1億2000万円を見込んでいます。

日本経済新聞社 岡山支局 深野 尚孝支局長:
「防災に留まらず、省エネの強みを加えることで全く別の市場を切り開いています。断熱材を加える新たな商品開発も進めています」

ファインアートかわばた 牛垣社長:
「壁をつくって、天井をつくる。可能性はもっともっとあると思います」

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