スマホで不審者の侵入を確認するシステム 愛知県内の侵入盗の被害額は2024年で約13億円

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侵入盗の被害が今、多発している愛知県で、被害防止に役立っている「ある装置」があるんです。その装置とは?

愛知県内の事務所に設置された防犯カメラの映像。扉の前に立つ男の手には、工具のようなものが。次の瞬間…。男が、工具で扉の鍵を叩くと、扉が開きました。

この事務所では、過去に2度、何者かに侵入され、現金を盗まれる被害がありました。

被害者:
「1回目の被害が10万円ほど。2回目は、ほぼ置いていなかったので、小銭を数千円程度(盗まれた)」

3度目の被害は防ぎたい―。この事務所では、ある機能がついた防犯カメラを設置し、犯人の逮捕に結びついたといいます。

東 惇 記者:
「逮捕の決め手となったのが、スマートフォンでリアルタイムに映像見ることができる防犯カメラです」

ホームセンターなどでも売られている「スマホ連動型の防犯カメラ」です。留守中に、防犯カメラが人の動きを感知すると、スマートフォンに通知が入る仕組みです。

被害に遭った男性は、当時、事務所を離れて自宅にいましたが、スマートフォンに人の動きを知らせる通知が入ったと言います。

被害者:
「確認したらまさかとは思ったが、本当に犯人が映っていて、すぐに110番通報しました」

通報を受けた警察官が現場に駆け付け、男を逮捕。侵入盗の被害を防ぐ事ができました。

2024年に入り、2月末までに愛知県内で確認された侵入盗の被害件数は、529件。被害額は、約12億9000万円と、件数、被害額共に全国ワーストとなっています。

こうした状況を打開するため、愛知県警はリアルタイムで映像を確認することができる「スマホ連動型防犯カメラ」の設置が大切だと訴えています。

愛知県警 鈴木満久 地域安全対策室長:
「これまで、スマホ連動型カメラが端緒となって犯人の検挙した事件が数件あります。不在中も自宅の中を確認出来るスマホ連動型カメラを活用してもらいたい」

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