「本能寺の変」直後の秀吉が現代にタイムスリップ 明智光秀討伐を迷う秀吉と青年社長のドラマに反響

エンタメ コラム・特集 友だち追加

前田蓮(曽田陵介・写真右)のもとにタイムスリップしてきた藤吉郎(岩崎大昇・写真左)

岩崎大昇(崎は正しくはタツサキ)と曽田陵介がW主演を務める、テレビ愛知開局40周年ドラマ「秀吉、スタートアップ企業で働く』(テレビ愛知、毎週水曜24:00~)の第3話(最終話)が、9月27日に放送された。

明智光秀討伐に向かおうとする秀吉の葛藤と、社員に裏切られた若手社長のやりとりにSNSでは「笑って、泣いて、本当に素敵な作品」「「人生の格言が散りばめられいて何回もみたくなる」などの声が寄せられた。(以下、ネタバレが含まれます)

【動画 】ドラマ「秀吉、スタートアップ企業で働く」

第1話では、会社を起業した青年社長・前田蓮(曽田陵介)のもとに戦国時代から木下藤吉郎のちの豊臣秀吉がタイムスリップ。藤吉郎は、持ち前の柔軟性ですぐに現代に馴染み、蓮の会社が運営するECサイトを好転させることに成功する。二人で喜んでいると藤吉郎の身体が徐々に透けていき、元の時代に帰ってしまった。

羽柴秀吉となって再びタイムスリップ

第2話はそれから2年後から話がスタート。20人ほどの社員を抱えるまでに成長した蓮の会社だが、職人が手掛ける本物だけを売るという蓮の想いが社員に理解されず、肩身の狭い思いをしていた。

そんな蓮のもとに、藤吉郎改め羽柴秀吉が現れる。順調に売上が伸びていた蓮の会社だったが、商品不良により大量の返品が発生する。その商品は以前、蓮が作りの雑さを指摘していたが社員の理解が売られずに増産していたアクセサリーだった。秀吉に行動を促された蓮はこの窮地に奮い立ち、社員を集めてサイトのリニューアルを提案する。職人が商品を作る過程の動画を見せることで、商品に愛着を持ってもらうという策だった。

蓮の想いが伝わった社員たちは一丸となってサイトのリニューアルを成し遂げ、無事に公開の日を迎えることができた。再び蓮の窮地を救うと、秀吉と蓮にはやはり別れの時がやってきてしまうのだった。

二人に最後の別れの時が訪れる

第3話では、蓮の会社は多くのグループ企業を多く抱えるまでに成長していた。蓮はとにかく売上にこだわる経営者として社員に厳しく当たっていた。

そんな蓮のもとに甲冑姿の秀吉がタイムスリップしていくる。本能寺の変が起こった直後で、明智光秀を討つかどうか迷っていた。戦の最中で腹を空かせていた秀吉は好物のカップラーメンを蓮にねだる。ところが蓮は高級そうな自宅に秀吉を招くと、カップラーメンでなくお洒落な料理とワインを振る舞ったのだった。

翌朝、蓮が寝室に秀吉を起こしに行くとその姿がない。会社に出社すると社員は誰一人としていなかった。そこに社員の森野(小林涼子)が近づいてくる。社長の考えについていけず、自分も含めた全員が辞めようとしていることを冷たく告げる。それはすべて秀吉が仕組んだ策だった。背後からあらわれた秀吉は「お主はもう大名の器ではない。さらばじゃ」。秀吉は蓮のもとを去り、森野と別の会社を作ると言い残しその場を去っていった。秀吉の突然の裏切りに、蓮は絶望の淵に追いやられた。

橋の上でひとり途方に暮れる蓮に、秀吉が言葉をかける。「下剋上じゃ。能力のあるものが組織を率いる。世というものはそういうものじゃ」。さらに、秀吉は、信長が部下の明智光秀に裏切られた理由を、初心を忘れたからだと蓮に説く。

秀吉は、以前ストリートミュージシャンになる夢を追っていた夏菜子のもとに蓮を連れていった。そこは「夢をあきらめた先にも幸せがある」と秀吉から言葉をかけれた夏菜子が、歌手をあきらめた先で掴んだ幸せな空間だった。

秀吉の名言の数々に、SNSでは「自分のやりたいこと、素直なきもち 大事にしていこうと思った」「また秀吉さんにも会いたい」「秀吉さんの言葉が毎回心に残る」「心に残る名ゼリフがたくさん」「笑顔と涙がたくさん詰まった3話」などの声が溢れた。

なお、第3話はTVer、Locipoで見逃し配信中。

おすすめの記事

おすすめの記事

アクセスランキング

アクセスランキング

ページトップへページトップへ