中日OB井端弘和さんが注目するドラフト候補「青学大・常廣投手と国学院大・武内投手」

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ドラフト会議まであと1カ月となりました。来シーズンの巻き返しを狙う補強ポイントはどこか。レジェンド解説者でアマチュア野球ウォッチャーの井端弘和さんに、ドラフトについて徹底予想してもらいました。

25歳以下の投手陣

――ドラゴンズは2022年のドラフトで7人中、内野手を4人指名しましたね。

井端さん:
「抜けていく選手もいる中で、4人というのは納得のいく選手だと思います」

――侍ジャパンU-12の監督も務める井端さんはアマチュア野球を年間300試合ご覧になるということですが、どのようなところに注目していますか。

井端さん:
「ピッチャーに注目しています。中日は投手がほしいと思います。野手はこのまま育っていけば、という期待がありますから。ピッチャーは何人いても良いんです。中日の25歳以下の投手陣の顔ぶれのうち、ローテンションで投げているのは高橋宏斗投手だけ。先発に食い込む投手が1人でもほしいところです」

おすすめ投手

――井端さんがおすすめする投手は誰ですか。

井端さん:
「青山学院大学の常廣羽也斗投手と、国学院大学の武内夏暉投手です。常廣投手は2023年の大学選手権で明治大を完封し、大学日本一に輝きました。全投手の中でナンバーワンの評価をしています。

プロ野球で例えると、楽天の岸投手のようなタイプ。キレで勝負できるピッチャーだと思います。特に良いのが腕の振りが速いところ。ストレートとフォークの差が分からず、なかなか打ちづらいと思います」

――もう1人が国学院大学の武内投手ですね。

井端さん:
「中日の左の先発は大野投手が怪我で、今は小笠原投手だけという状況。左で先発ができそうなのは、侍ジャパン大学代表にも選ばれた、武内投手がぴったりです。身長185センチと高さがある上、変化球も多彩でコントロールも良いので、きちんと試合を作れるタイプの投手です」

――左投手で考えると、地元・愛知県の享栄高校の東松快征投手はいかがでしょうか。

井端さん:
「今夏の予選では本来の投球ができなかったかもしれませんが、体格も良くて投げっぷりの良い、パワー満点のピッチャー。マウンドでの堂々とした姿勢も良く、守っている野手にも良い影響を与えると思います」

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