「離婚してもローンは離れられない」ペアローンで起きる“最悪シナリオ” 不動産のプロが50年ローンにも

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「企業城下町」や「大学の周り」も注目

企業城下町や学園町は需要が見込みやすい

松本さんから「豊田市周辺は?」と聞かれると、牧野さんは、
「すごくいい視点」
と答えます。
大きな企業を中心に人が集まる、いわゆる「企業城下町」。
そこで働く人がいる限り、住まいへの需要も見込みやすいという考え方です。
さらに牧野さんが挙げたのが、大学周辺の「学園町」。
学生は大学の近くに住むことが多く、卒業すれば次の学生が入ってきます。
常に人が入れ替わるため、賃貸住宅への需要が見込みやすい。
牧野さんは、こうした「使う人がいる場所」を見ることが、不動産投資の重要なポイントだと説明します。

一方、かつて山などを開発して造られたニュータウンでは、住民の高齢化が進み、新しい若い世代が十分に入ってこない地域もあります。
名古屋圏では高蔵寺ニュータウンも話題に上がりました。
高齢者が暮らしやすいよう新しい交通などを整備する取り組みには街の価値を高める意味があります。
ただ、「次にその家を使う人がいるのか」という不動産の資産価値の視点では、人口構成や人の流れも無視できません。

動画視聴【ペアローンで離婚したら?】「もう顔も見たくない」のに借金は残る…住宅ローンの最悪シナリオと50年ローンの罠【あしたのマネー#69】

50年後、その家には誰が住んでいる?

あしたのマネー

50年住宅ローン。
その期間は半世紀です。
50年先、自分自身の生活がどうなっているかを正確に想像することさえ難しい。
ましてや、その街や住宅需要がどう変化しているのかを予測するのは簡単ではありません。
それでも住宅ローンを組めば、返済は続きます。
だからこそ、牧野さんが繰り返し話すのは、
「自分にフィットしているのか」
を考えることです。

ペアローンだから悪いわけではない。
50年ローンだから悪いわけでもない。
問題は、
「借りられるから借りる」
「月々払えるから契約する」
だけで決めてしまうことです。
夫婦の生活が変わったらどうするのか。
途中で家を売ることになったらどうするのか。
金利が変わったらどうするのか。
そして50年後も、その街に住みたい人はいるのか。
住宅ローンは、家を買った瞬間だけの問題ではありません。
これから先の人生と長く付き合っていく契約だからこそ、「今払えるか」だけではなく、「何かが変わった時にも対応できるか」まで考えて選ぶ必要がありそうです。

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