「離婚してもローンは離れられない」ペアローンで起きる“最悪シナリオ” 不動産のプロが50年ローンにも

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離婚しても「ローンは離れられない」

松本慈子さん

離婚すれば、夫婦は別々の生活を始めることができます。
しかし、離婚したからといって住宅ローンの契約まで自動的になくなるわけではありません。
金融機関や商品によって契約内容は異なりますが、ペアローンでは夫婦それぞれが債務者となり、互いに相手のローンの連帯保証人となるタイプもあります。
「もう顔も見たくない」と別れたとしても、住宅ローンでは関係が残る可能性があるのです。
さらに問題になるのが、離婚後の家をどうするのか。
どちらかが住み続けるのか。
売却するのか。
住宅ローンをどのように整理するのか。
牧野さんは、実際には売却を考えるケースも多いと話します。

ところが、家を売ればすべて解決するとは限りません。
例えばマンション価格が購入時より下がり、売却代金より住宅ローンの残高の方が多かった場合。
家を売っても、ローンを完済できない可能性があります。

「もう1回、夫婦喧嘩ですね」

牧野さんの言葉に、スタジオからも苦笑いが漏れました。
離婚したあとに、もう一度お金の問題で話し合わなければならない。
住宅を共同で購入するということは、それだけ長く大きな契約を2人で背負うことでもあります。

動画視聴【ペアローンで離婚したら?】「もう顔も見たくない」のに借金は残る…住宅ローンの最悪シナリオと50年ローンの罠【あしたのマネー#69】

共有持ち分を売ったら、知らない相手との「共有」に?

岡田愛マリーアナウンサー

さらに牧野さんが紹介したのが、不動産の「共有持ち分」をめぐる問題です。
夫婦で不動産を所有している場合、それぞれに所有権の持ち分があります。
離婚後、現金が必要になったり、相手との関係を早く整理したかったりして、自分の持ち分だけを買い取る業者に売却するケースもあるといいます。
すると、残された側は、元配偶者ではなく第三者の不動産会社などと物件を共有することになる場合があります。
牧野さんは、共有持ち分を安く買い取り、その後残りの持ち分について交渉するビジネスもあると説明します。
「今度は自分が売りたいと思った時も、相談相手が違うわけです」
もちろん、共有持ち分を扱う事業者すべてに問題があるわけではありません。
ただ、ペアローンを利用する時には「2人で借りれば希望額に届く」という入口だけでなく、万が一夫婦関係や生活状況が変わった時、家とローンをどう整理するのかまで考えておく必要があります。

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