豪雨から街を守る水門 人手不足で管理は限界… 「スマホ」で後付け自動化
いま全国各地で相次ぐ豪雨災害。道路の冠水などを防ぐための水門は手動で操作する必要があるものも多く、管理は限界に近づいています。その解決の糸口は…スマホ!?
2021年、九州北部を記録的な大雨が襲いました。佐賀県神埼市では道路が冠水するなど、水門の操作ができない事態も発生しました。
地域の農業用水路などを管理する佐賀東部土地改良区の中原忍さんは、神埼市を中心に約60カ所の水門を管理しており、豪雨時にはこのうち約40カ所を見回って手動で開閉操作を行っています。
佐賀東部土地改良区 中原忍さん:
「水害のときは3日4日ぐらいで600キロ程度走っています。高い位置にも来ますし、雨の中足元も滑りますし、危険な作業もあります」
平時は農業用水を調整する水門。大雨の際は、有明海の潮位が下がると水門を開けて海側へ排水。一方、満潮や高潮で潮位が上がると水門を閉めて、海からの逆流を防ぎます。
大きな水門には動力が付いていますが、小さな水門には今も手動のものが数多く残っています。
水門は全国に100万カ所以上あるとも言われ、その管理の多くは地元の農業関係者や自治体職員が担っていますが、担い手の高齢化と人手不足によって維持管理は限界を迎えつつあります。
元々工場などの手動バルブを後付けで電動化する装置を手掛けていました。
オートマイズ・ラボ 山口高樹社長:
「水門もハンドルなどを回すのと同じで手動バルブを回す電動化技術を、そのまま水門のハンドル操作にも転用できています」
水門にモーターを後付けして電動化する『水門ボット』を2022年に開発しました。
スマートフォンから遠隔操作することで現地に出向くことなく水門の開閉が可能となり、監視カメラの映像を通じて安全な場所から状況を確認できます。
























