「家中の小銭を集めて株を買った」元衆院議員・杉村太蔵が明かす“億り人”への道

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資産形成の原点「2012年の全財産ベット」と「不動産わらしべ長者」

杉村さんが自身のエピソードを披露

杉村氏は、自身がどのようにして資産を築いたのか、その具体的なエピソードも披露しました。 元証券マンとして金融の知識はあったものの、本格的に投資を始めたのは議員を落選し「無職」になった後。カナダのバンクーバーに移住し、日本市場が開く夕方から夜にかけてデイトレードを行う生活を送っていました。

「デイトレードでもそこそこの利益は出ましたが、画面に張り付く生活は精神的に続けられないと悟りました。」

そして帰国後、最大の転機が訪れます。
それは2012年11月、当時の野田佳彦総理と安倍晋三総裁による党首討論でのこと。野田総理が突然の「解散」を明言した瞬間、杉村氏は「これは100%株が上がる」と確信しました。 「家中の小銭をかき集めて、全財産を株に投資しました。その後アベノミクスで株価は上昇。2015〜16年頃に売却し、そこでまとまった利益が出ました」

しかし、杉村氏の凄いところはその先です。株で得た利益をそのまま株に再投資するのではなく、「自宅マンションの購入」に充てたのです。 「株を持ち続けても上がったかもしれませんが、不動産も上がると踏みました。マンションを買って住めば、毎月の『家賃』がかからなくなる上に、不動産価格の上昇も狙える。さらに不動産はローンを組むことでレバレッジ(てこの原理)も効かせられます」

株の利益で不動産を買い、家賃を浮かせながら資産価値の上昇を待つ。そしてその不動産を売却して得た大きな資金を、現在は地元の北海道・旭川や山口県・下関での新規創業支援事業の元手にしているといいます。 この一連の「わらしべ長者」的な資産形成術は、まさに実業家・杉村太蔵の真骨頂と言えるでしょう。

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これを知らなきゃ資産形成はやるな!「実質金利」の授業

実質金利と名目金利とは

番組後半、杉村氏が「これだけは覚えて帰ってほしい」とフリップを取り出して熱弁を振るったのが、「金利」についての授業です。 特に重要なのが「名目金利」と「実質金利」の違い。これを自分の言葉で説明できないなら資産形成はやってはいけない、と厳しい口調で語りかけました。

 名目金利: 銀行の店頭などに表示されている名目上の金利(例:0.001%など)。
 実質金利: 名目金利から物価上昇率(インフレ率)を引いたもの。

「例えば、銀行の金利が5%だとして、100万円預ければ1年後に105万円になります。でも、その間に世の中の物価が2%上がっていたらどうでしょう? リンゴ1個100円が102円になっている世界です。 この場合、5%(金利)から2%(物価上昇)を引いた『3%』しか、実質的なお金の価値は増えていない。これが実質金利です」(杉村氏)

そして、現在の日本経済に当てはめると恐ろしい事実が見えてくるといいます。 「今、銀行の金利はほぼゼロですが、物価はすごく上がっていますよね。つまり『実質金利はマイナス』なんです。銀行にお金を預けているだけでは、額面は減らなくても、お金の価値(買えるものの量)はどんどん目減りしているということです」

かつて杉村氏の父親の時代は、預金金利が6%もあり、実質金利が大幅なプラスだったため、リスクを取って投資をする必要はありませんでした。しかし今は時代が違います。
「自分のお金の価値を守るためにも、今はリスクを取ってでも投資をしなければならない時代なんです」という言葉に、スタジオの二人も深く頷いていました。

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