推しの若手アーティストを支援 学生ベンチャーのスタートアップがアートの共同保有サービスを開始
フランスの展示即売会に出品したことも
竹田梨紗さん:
「癒されるようなグリーンのイメージで書いてみました。竹田さんが制作するのはテクスチャ―アートと呼ばれる作品です」
緑色と白の絵の具が混ざり合い、立体的なグラデーションを描いています。
竹田さんはフランスを代表するアートの展示即売会「アートショッピングパリ」に作品を出品したことも。ゆくゆくは創作活動で生計を立てていきたい考えです。
しかし展示会に出して作品を見てもらうにも、1日1万円ほどかかる出品費用が負担です。自分が描いた作品を買ってもらうどころか、知ってもらう機会すらあまりないのが現状でした。
竹田さん:
「段ボールに入っている作品が40点くらいあります。せっかく書いたのでみてもらいたいという気持ちもあります。コネクションは特にありません。画廊と仲が良いわけではないので、知ってもらい、買ってもらうというサイクルを自分の力だけでつくっていかなければならないのがすごく大変です」
そこで竹田さんは作品を「Enushi」に出品。すると、8500円分のオーナー権が売れました。
竹田さん:
「1口100円でも買ってもらえるのかな、という心配はしていましたが、びっくりするくらい買ってもらえたのでありがたいです」
artkake 夏目さん:
「自分の姉が芸術大学に通っていました。その頃、たくさんアートを作っていましたが、大半は家にしまってあったり、最悪の場合捨ててしまったりしていました。それを見たときに衝撃を受けました」
アトカケでは若手アーティストの作品を集めた展示会も各地で開催。世に埋もれたアート作品に光を当ててきました。
夏目さん:
「若手作家さんを発掘しようとか、みんなで応援して、作家さんの次のステージに立たせてあげられるような支援をしていこうと力を入れています」