シャープ 生物の「まね」で起死回生 動きや構造をヒントにして製品に生かす技術とは

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現在開発中の送風機「はねやすめ」

そんな公文さんが開発しているのが見た目もフクロウそっくりな送風機「はねやすめ」です。フクロウはほかの鳥と違って風切り羽にギザギザがついていて、空気抵抗が小さく、羽ばたく音が静かです。一般的な送風機とくらべると「はねやすめ」はやわらかく自然な風をつくれるといいます。

フクロウ

日本経済新聞社 平嶋 健人記者:
「家電市場全体が冷え込みの傾向にある中、シャープは1~2年業績が低迷していて、2期連続で最終赤字に陥る想定です。家電業界はA社・B社の違いが分かりにくくなっていますが、『はねやすめ』という商品は、家電の進化とは違う軸の全く新しい製品になります。シャープ製品全体の起爆剤になると思います」

家電の新たな形として今後も挑戦は続く

シャープ 公文ゆい課長:
「生物の動きに今後も着目していくことで、ネイチャーテクノロジーそのものを表すような製品を引き続き作っていきたいです」

公文さんは「はねやすめ」の羽もフクロウの翼のような、なめらかな質感にしたいなど現在も改良を進めています。価格は未定ですが、家電の新たな形として羽ばたくのか注目です。

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