「ぴよりん」運びは慎重に ドライバーが心境を吐露…新工場から名古屋駅までの配送が大変すぎた

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春日井の新工場で作られたたくさんの「ぴよりん」

名古屋スイーツの定番「ぴよりん」。外側はババロア、中はプリン、そして土台はスポンジケーキからなる、プルプルふわふわスイーツは、多くのファンを魅了しています。今回は、よりたくさんのぴよりんを届けるべく、2024年2月から稼働している新工場「ぴよりんアトリエ」に潜入しました!

カットマシンを導入! ぴよりん土台の滑らかさもアップ

今までは手作業だったスポンジケーキのカット

画像は新工場に導入されたニューマシン! 巨大なスポンジケーキをマシンでカットしていきます。以前は手作業で切っていましたが、このマシンのおかげで作業効率が上がり、切り口の滑らかさも格段にアップしました。このスポンジケーキを丸くくり抜いたものが、ぴよりんの土台になります。

スポンジは余すところなく使用

「余った部分がもったいない」と感じますがご安心を! ミキサーで粉々に砕いてぴよりんの“羽毛”に使います。

いよいよ命が吹き込まれる 可愛らしい「ぴよりん」が誕生

ミキサーで砕いたスポンジケーキが羽毛に

土台の上に乗せると、「ぴよりん」が形になってきました。残るはかわいらしい顔に、トサカ。そして羽です! 

まず行うのは、ふわふわの羽毛をまとわせる工程。1つ1つ手際よく、優しくポンポンと整えて作っていきます。この羽毛は先ほど粉々に砕いたスポンジケーキ。作る過程で余ってしまった部分が、ぴよりんのふわふわの食感やかわいらしい見た目の決め手になっているのですね。

簡単そうに見えて奥が深い、目を付ける工程

羽毛をまとわせたら、次はパーツ付けの工程です。ぴよりんの目を両手で一気に付けていきます。目の素材はチョコレート。差し込みやすいように、先は尖っています。目を上に置きすぎると顔が上がって見え、下すぎるとおでこが広く感じられるとのこと。経験がものを言う作業です。

絶妙なバランスにより出来上がる「ぴよりん」

そして羽とトサカを付けていきます。目の位置同様、羽の位置も重要です。頭の上に近づけすぎると耳のように見えてしまいます。上下だけでなく、前後の位置もポイント。後ろすぎると飛び立ってしまいそうになるので、慎重にパーツの位置を決めていきます。

全体のバランスを見ながら、くちばしを付ければ出来上がり! ぴよりんの製造工程を振り返ってみると、ほとんどが手作業です。あらためて大量生産の難しさがうかがえますね。

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