名古屋市のバス停を改造「テラス型バス停」実証実験 デッキで乗り降りしやすくなる

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名古屋市内のバス停で、16日から「バスをより利用しやすくするための実験」が始まりました。果たして効果はあったのでしょうか。

記者:
「納屋橋の停留所に、歩道のへりから車道にせり出す形で茶色のデッキが設置されました」

道路側に作られた最大幅1メートル25センチの仮設のデッキ。「テラス型バス停」と呼ばれる停留所で16日に名古屋市が中区の納屋橋と広小路本町のバス停に仮設しました。

そこに来たのは1台のバス。数秒でデッキのすぐ横に車体を止めることができました。

従来のバス停なら歩道の際まで車体を寄せる必要があります。しかし近くに路上駐車の車があると、なかなか寄せることができませんでした。テラス型バス停なら、歩道がせり出しているので停車がスムーズ。バスから直接デッキにおりることができるほどの距離です。

バスの利用客:
「道路との継ぎ目がなくなったので、乗り降りしやすくなった」
「ちょっと足を伸ばして降りるときがあったが延長されたので乗り降りしやすい」

名古屋市は今後バスの運用の効率化などを目的に、連節バスなど長い車体の導入を計画しています。これにあわせて、大型車両がスムーズに停車できるバス停の整備も進めたい考えです。

名古屋市住宅都市局 交通事業推進室 福田篤史室長:
「バスの停車や運行には大きな混乱はない。これからビデオで撮ったりヒアリングして検証していきたい」

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