名古屋市の地下鉄はコロナ禍で赤字の決算 累積赤字は2072億円
利用者が減っているため、今回減便に踏み切った名古屋市の地下鉄ですが利用者の減少は運賃収入の減少に直結します。
2019年から2022年の地下鉄の収入と支出を見ると、コロナ前の2019年には収入929億円に対し、支出が778億円と151億円の黒字でした。
ところが2020年は運賃収入が200億円以上減少したのが響いて、87億円の赤字を計上、2022年も16億円の赤字で、3年連続の赤字の見通しとなっています。
それに加えて、過去の損失額が積みあがった赤字額は今年度予想で2072億円あります。これらが地下鉄の経営に重くのしかかっています。