「辛すぎ、でもうまい!」味仙の台湾ラーメン じっくり煮込む台湾ミンチに沼る! 矢場味仙の厨房へ
食べるほどに汗が出る名古屋の名物グルメ「台湾ラーメン」。愛知県民にとっておなじみのラーメンですよね。今やソウルフードにもなっている台湾ラーメンは、台湾料理店「味仙」が発祥。辛いだけでなく、しっかりとしたうま味を感じられるのが特徴です。ついつい麺をすする手が止まらず、おいしさの「沼」から抜け出せなくなってしまう人も!
そんな味仙の台湾ラーメンの極意を取材するべく、名古屋・矢場町にある「矢場味仙」の厨房にお邪魔しました。
おいしさを引き出す「台湾ミンチ」
味仙の台湾ラーメンでまず目の前に飛び込んでくるのがたっぷりと入った台湾ミンチ。矢場味仙では、鶏ガラベースのスープとひき肉を一緒に煮込むため、うま味とコクのある深い味わいに仕上がります。
味の決め手となるスープは、鶏ガラと野菜で出汁をとります。出汁となる野菜にはニンジンやたまねぎの端材、キャベツの芯を使用。野菜や台湾ミンチのうま味がたくさん詰まったスープを約3時間煮込むことで、辛さと奥深さを兼ね備えた“至福の台湾ラーメン”が出来上がります。
濃いスープと絡み合う絶品麺のヒミツ
そして矢場味仙の台湾ラーメンの麺は太めの「玉子麺」。オーナーの早矢仕さんいわく、ほどよく弾力があってスープと絡みやすいからこの玉子麺を採用しているのだそうです。麺1本づつに濃ゆ~いスープが絡み、うま味のある台湾ミンチが絶妙にマッチ! とにかくヤミツキになるおいしさです。
厨房には、あらかじめもやしを入れた丼が並んでいます。その中に茹でた麺を入れ、ニラをのせ、最後にスープを投入。丁寧かつ素早く調理するスタッフさんの手さばきに思わず見とれてしまいます。
そうしてあっという間に出来上がった台湾ラーメンを見ると、玉子麺が見えなくなるほどたっぷり入った台湾ミンチがお目見え! トウガラシの赤色に染まるスープの見た目が、食欲をそそります。