「損の仕方がうまい人が生き残る」現役トレーダー・窪田剛さんが語る、株で大切な“負け方”とは
デイトレードをしない理由「遊んだ記憶がほぼない」
窪田さんは現在、買った株を10日間ほど、長ければ1カ月程度保有して売却するスタイルでトレードを行っています。
同じ日に売買を完結させる「デイトレード」はしていません。
その理由を尋ねると、自分の生活スタイルに合わなかったからだと話します。
20代の頃は、毎日のようにパソコンの前で相場を見ていました。
当時は24時間取引できるFXにも取り組んでいたため、株式市場が閉まった後も相場が気になる生活だったといいます。
「20代の頃はもしかしたら一番楽しい時期じゃないですか。でも遊んだ記憶がほぼなく、ずっとパソコンの前で」
窪田さんが学生時代に株を始めたのは、時間とお金を自由に使える人生を手に入れたかったからでした。
しかし、資産を増やすためにパソコンの前から離れられなくなってしまった。
「生きている意味ないと思って」
そんな経験から、自分が求めていた生活と、実際のトレードのやり方を見直すようになったそうです。
自分に合ったトレードを見つける
デイトレードの世界には、一つの銘柄を長年観察し、ほかのトレーダーの注文の癖まで分かる人もいるといいます。
窪田さんの知人にも、注文の動きから「あいつだ」「今これ注文しただろ」と分かるほど、一つの銘柄に精通した人がいるそうです。
しかし、窪田さん自身は「そこまでのスタイルは無理だった」と振り返ります。
現在は、多くの投資家が売買する流動性の高い銘柄を中心に、数週間単位で取引する方法に落ち着きました。
自分の生活に合った期間で株を持ち、ほかのことにも時間を使う。
「時間とお金を得たい」と思って始めた株式トレードだからこそ、取引のために人生のすべての時間を使うのではなく、望んだ生活を実現するための手段として続けていきたいと考えています。
株の勉強は図書館から始まった
窪田さんが大学生の頃、最初に株を学んだ場所は図書館でした。
大学や町の図書館で本を読み、雑誌を調べ、経済学や経営学の教授に質問する。
さまざまな大学の授業にも足を運び、経済の基礎を学んだといいます。
現在はYouTubeやSNSなど、株について学べる場所が数多くあります。
情報が増えた分、何を学ぶかを自分で選ぶことも必要になりました。
窪田さんは、勉強をすれば必ず利益を出せるとは言いません。
それでも、何も知らないまま諦めるのではなく、まず知識を身につけることで、自分の将来の選択肢を増やしてほしいと考えています。















