インバウンドよりも地元の子連れ客を狙え 北海道ホテル&リゾートの戦略 宿泊客の9割が道民
「泊まってもくつろげない」という子連れファミリーの困りごとを取り払い、潜在ニーズを掘り起こしたのは、運営会社・北海道ホテル&リゾートを率いる小林英樹会長です。
かつて、家業のホテルが不振で他社に買収されたとき、その買収元に入社して立て直しました。その後独立し、子連れなど若い世代を軸に、経営難のホテルを次々再生。6施設を運営しています。小林会長は「『小さい時にあの温泉に行って良かったね』というイメージが重要だと思っています」と語ります。
地元客特化で稼働率70%へ、今後の本州展開も視野に
日本経済新聞社 札幌支局 濱野琴里記者:
「地元客を集める手法は、高級感が求められるインバウンドと異なり、設備投資額が抑えられると考えられます。潜在的な地元客を掘り起こし、リピーターに育てる取り組みは、ほかの再生案件でもヒントになりそうです」
同ホテルの場合、再生前の稼働率は30%でしたが、今は70%程度を維持しています。グループ全体の売上高は、3年間で2倍に増えました。
北海道ホテル&リゾート 小林英樹会長:
「いいホテルの定義は、地元の人が集まり地元の人が紹介したくなる場所。第二のわが家や親戚の家みたいな、そういう施設を目指している」
この北海道ホテル&リゾートは今後、本州でも積極的に宿泊施設を展開する方針だということで、そこでも国内客を重視するという方針だそうです。
















