まちづくりはコミュニティ作り 地元のリピーターが9割を占める北海道士幌町の道の駅が変えた町の未来
人口約5000人の街、北海道・士幌町(しほろちょう)。ここに年間約40万人が訪れる
人気の道の駅があります。訪れる人の大半は、観光客ではなく地元の人。地域に必要とされる道の駅づくりの背景を取材しました。
客の9割が地元住民!北海道士幌町の道の駅が支持される理由
北海道士幌町。人口5000人ほどの町に、年間およそ40万人が訪れる道の駅があります。特徴的なのが、その客層。
利用者:
「近くの帯広市から結構来ています」
道の駅なのに、多くの客は遠方からではなく、多い時で9割程度が士幌町かその近隣、つまり地元の人。その大半はリピーターです。賑わいを見せるレストランを覗くと、看板メニューは地元ブランド牛、しほろ牛を使った「剣先ステーキ」ですが、手頃なメニューも豊富。しほろ牛丼定食に牛そばなどは1,000円前後で、地元の人が日常的に食べられる価格です。
利用者:
「おいしいです。自宅が近いのでよく寄ります」
直売コーナーには農家が朝収穫したばかりの野菜が並びます。周辺のスーパー並みの手頃な値段で鮮度は抜群。もはや地元の生活インフラの一つです。地域の若者が集まるのはカフェ。やみつきになるというのが地元産ジャガイモのフライドポテトです。
コロナ禍で方針転換「町民に必要とされる場所」へ
at LOCAL 堀田悠希社長:
「新ジャガイモのでんぷんが糖に変わった絶妙な甘みを持つ品種の北海こがねが持つ可能性を、存分に味わってもらいたいです」
そう語るのが、この道の駅をプロデュースした堀田悠希さんです。十勝地方出身で結婚を機に士幌町へ移住し、夫と農業法人を経営していました。2016年、士幌町が所有する道の駅の民間委託が決まり、会社を立ち上げ応募。運営者に選ばれました。ところがコロナ禍で観光客が途絶えました。そこで掲げたのが「日本一町民に必要とされる道の駅」。地元客重視に大きく舵を切ったのです。
at LOCAL 堀田社長:
「最初は士幌町の魅力・価値を町外に発信することが大事だと思っていたんですけど、10年やってみて、まちづくりってもっとこの町の魅力とか価値を、ここに住んでいる人たちが知ったり楽しんだりできることの方がずっと大事だと思っています」

















