「こども110番の家」が減少傾向 「マンションだから入ってこられない」子どもとの接し方の変化も課題に

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地域の子どもへの関わり方の難しさも

こども110番の家

「こども110番の家は貼りっぱなしで、その後、研修やフォローアップがないことが多いです。付けていることによって、どれだけ(自分が)地域に貢献されているかが分かりにくい状態ではないかと思います。

『子どもに駆け込まれたら110番してください』だけ伝えてしまったら、そこだけを評価して、『駆け込まれないからやめたい』という方も出てきます」

また、地域の子どもへの関わり方の難しさもなり手不足の要因の1つではないかと指摘します。

武田さん:
「今、子どもたちとあいさつやコミュニケーションをしにくいということも、防犯ボランティアの皆さんからよく言われています。少し前なら、食べ物や飲み物をあげても許されるような感じがありました。今でも食べ物や飲み物、あめをあげる方も多くいますが、実際はしてはいけません」

「動くこども110番」を提唱

見守りの目を増やす1つの方法「動くこども110番」

こども110番の家が減少する現状を受け、武田さんが新しいこども110番の家のあり方を提唱しています。

「『動くこども110番の家』という形で、配達事業者の方や運送関係の事業者の方、タクシーなどの車両を使って地域を回ってもらえる方、バイクや自転車、車両を使って、地域を回る人たちに(子ども)を見てもらうのも良いと思います。見守りの目を増やす1つの大きな方法になります」

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