「スマートホーム」が「医療機関」と連携 都市部との医療格差を縮める狙い
不動産開発・販売をしている会社「HESTA大倉」では、スマートフォンをGPS機能と連動させて、便利な暮らしを支える“新しい住宅”を販売しています。2階の子ども部屋には子どもを見守るカメラを設置するほか、「お掃除ロボット」を動かしたり、防犯カメラを操作したりできます。
スマートホームを実現させたHESTA大倉に迫ります。
「子育てのときに助かる」スマートホーム
和歌山県北部、橋本市の分譲住宅地に4カ月前から住む小阪さん。2階の子ども部屋には、離れた子どもの様子をカメラで見守ります。ほかにも、スマホから“お掃除ロボット”を動かしたり、防犯カメラを操作して外の様子を確認したりできます。
小阪 祐馬さん:
「子育てのとき、動けないときとかあるじゃないですか。かなり助かっています」
家電などの遠隔操作で利便性を高める
この家を手がけたのは「HESTA大倉」。グループ売上高は約173億円です。ガーデンタウンさつき台の40戸を、「スマートホーム」として販売しています。「スマートホーム」「スマートハウス」と呼ばれる家には、家電などの遠隔操作で利便性を高めたものや、太陽光発電、蓄電池、EVなどを組み合わせて電力を最適化するものがあります。
さらにHESTA大倉は、全国でも異例の「医療機関と連携したスマートホーム」の実証実験を行っています。
寝室のシーツの間には、睡眠の質を測れるバンドが入っています。睡眠の深さや、心拍数、寝返りの回数や呼吸数などを計測。さまざまなデータを北海道にいる医師が見ます。