名鉄百貨店一宮店 “23年の歴史”に幕 愛知県の百貨店がまた1つ消える
売り上げが減少し百貨店の撤退が相次いでいる愛知県で、31日、名鉄百貨店一宮店が23年の歴史に幕を閉じました。
上釜美憂アナウンサー:
「名鉄百貨店一宮店の店内では閉店セールが行われています。23年間の歴史に幕を下ろすとあって、多くのお客さんがつめかけています。お求めやすくなった商品があるようで、店内はにぎわっています」
店内の一角には、メッセ-ジボードも用意されています。「これまでありがとう」といった感謝のメッセージも寄せられています。一宮店の店長にも話を聞きました。
――今の率直な気持ちを教えてください。
名鉄百貨店 一宮店 藤本雅也店長:
「たくさんのお客さまにメッセージをいただきまして、閉店を惜しむ声やお子さまからもかわいいイラストのメッセージもありました。1つ1つ拝見すると、目頭が熱くなる思いです」
――これまでの思い出を振り返ってみていかがですか。
藤本店長:
「コロナ禍で地元との取り組みがしっかりできたことで、テレビや雑誌に取り上げられました。皆さまに喜んでいただいたことが、我々の励みになりました」