日赤名古屋第一病院、医師ら6人を被災地に派遣 災害支援の「キャンピングカー」も石川県珠洲市に向け出発
能登半島地震の発生から10日目、被災地への継続支援と新たな支援が始まっています。日本赤十字社愛知県支部は、医療救護班の第2班として「日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院」の医師や看護師、薬剤師ら6人を派遣しました。医師らは10日、金沢市に入ったあと11日から3日間珠洲市で避難所を回り、被災者の体調把握や診療などを行います。
また、岐阜県可児市のキャンピングカーメーカー・トイファクトリーも被災地への支援に向かいました。
「少しでも力になりたい」
日赤名古屋第一病院 澤木完成医師:
「現地では電気も水道もめどが立っていないと聞いていて、避難している人はかなり疲れていると思います。少しでも力になって、寄り添えるようにがんばりたいです」
北海道のマイナス13度の中でも過ごせるキャンピングカー
一方、民間企業も被災地への支援に向かいます。岐阜県可児市のキャンピングカーメーカー・トイファクトリーです。この日はキャンピングカーに「災害支援」と書かれたシールを張ったり「災害派遣等従事車両証明書」の最終確認を行ったりと、出発の準備を進めました。
能登半島地震の被災地では、被災者を支援する全国からの応援職員たちの宿泊場所の確保が必要です。日本RV協会が珠洲市にキャンピングカーを集め、宿泊場所として利用してもらおうと決断。トイファクトリーからは4台を貸し出します。
トイファクトリーのキャンピングカーは、寒い被災地に適しているといいます。
トイファクトリー 藤井昭文社長:
「ボディーの中にロケットの断熱材を使っています。北海道のマイナス13度の中でも過ごせるので、今回の能登半島地震の被災者の方も、キャンピングカーに乗ってもらえれば快適に過ごしてもらえるのではないかと思います」