自動運転 愛知県の進捗は全国トップレベル 完全な自動運転へはデータの蓄積が鍵に

社会 地域 テクノロジー くらし・生活 友だち追加

今後の自動運転の実用化に向けて、全国100以上の自治体で自動運転の実証実験に携わっているアイサンテクノロジーの加藤さんに話を聞きました。

今回、障害物を自動で回避するレベル2の実証実験に成功しましたが、その意義は。

アイサンテクノロジー 加藤淳社長:
「僕も何回か実証実験で乗車しましたが、過去で一番良かったという乗り心地と、非常にスムーズな運行だったと考えている。高精度な3次元地図データをベースにして、障害物をしっかり特定します。判断して回避していくという技術が非常に磨かれてきたと考えています」

他自治体でも実証実験が行われていますが、愛知県の進捗具合についても話します。

アイサンテクノロジー 加藤淳社長:
「愛知県の取り組みは早いと思います。2016年から愛知県、自動運転の実証実験を開始しています。愛知県内では、すでに20市町村が実証実験をやってきています。加えて国の自動運転関連の事業に対して愛知県は、7市が立候補して実験をやっていこうと取り組んでいるので、全国的にみてもトップグループです」

政府目標では、2025年度までにレベル4の無人自動運転による移動サービスを50カ所ほどで実施するとしています。

アイサンテクノロジー 加藤淳社長:
「着実に今現段階でなし得る技術を積み重ねていると捉えて良いです。自動運転を実装していく上で、さまざまなシーンがあります。そのケーススタディーをしっかり判断していきながら、データをとって次の展開につなげていくことが大事だと考えています」

完全な自動運転実現に向けて求められることは。

アイサンテクノロジー 加藤淳社長:
「国、サプライヤー、メーカー、自治体、結局自動運転を社会実装していこうというのは、個人や単体の業態ではなかなかできない世の中になっています。あらゆる関係するプレイヤーがしっかりスクラムを組んで、1個1個確実に前に進んでいくことが、自動運転の社会を実現するのに一番大事な要素です」

おすすめの記事

おすすめの記事

アクセスランキング

アクセスランキング

ページトップへページトップへ