車内で「仮眠」ができるシステムを搭載の自動運転車 ハンドルから解放されてリラックス空間に大変身
神奈川県横浜市で5月に開催された「人とくるまのテクノロジー展2023」。国内最大級の自動車技術展で、来場者は6万人以上と大にぎわいのイベントです。
車の内装を手掛けるトヨタ紡織のブースで展示されていたシートに座ってみると、シートがゆるやかに後ろに倒れていきます。さらに、まる揺りかごのように前後にゆらゆらと揺られる機能も!
これは「MX Prime」と呼ばれるシートです。自動運転車に乗っている人を眠りへと誘うシステムになっています。
車内で寝られるシステムを搭載
「このシートには、短時間で仮眠ができるシステムを搭載しています。運転から解放されて自動運転になった際に、ユーザーはどのようなことがしたいのか調査をしてみると『寝たい』というニーズが非常に高くなったんです」(トヨタ紡織 向 里菜さん)
母親から肩をさすられているような感覚
ほかにも、癒しのシートを見つけました!
「お母さんの優しさを感じられるようなシートになっています」(トヨタ紡織 塩田 優子さん)
ヘッドレストの位置を合わせてシートに体を預けると、肩の辺りがほんのりと温かくなりました! 「リラックスシート Remote Touch Therapy(リモートタッチセラピー)」と呼ばれるこのシートは、人の手の温度を再現して、肩を温めながらさするような動きをしてくれます。