エスカレーター条例施行、名古屋で歩く人5%減少 一方、埼玉県では割合が1年で施行前に戻った調査結果も

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エスカレーターでは「歩かない」

名古屋市ではエスカレーターを安全に利用するため、立ち止まって利用することを義務付ける「エスカレーター条例」が10月1日に施行されました。違反しても罰則はありません。

条例施行後の10月2日、ラッシュアワーの時間帯を迎えた大曽根駅で専門家らがエスカレーターの歩行状況を調査しました。

大曽根駅でエスカレーターを歩く人の割合

大曽根駅で行われた調査では、条例施行前の2022年5月にはエスカレーターで歩く人の割合は20.6%だったのに対し、条例の施行後、10月2日は15.2%と、5%以上減ったという結果になりました。

一方で気になる調査結果もあります。

歩く人の割合が施行前に戻った結果も

埼玉県・大宮駅でエスカレーターを歩く人の割合

2021年、全国で初めてエスカレーター条例が施行された埼玉県の大宮駅で行われた調査結果です。条例施行前には60.2%もの人が歩いていましたが、条例施行の3カ月後では38.1%と大幅に減りました。しかし施行1年後の調査では61.1%と施行前とほぼ同じ割合に戻ってしまっている結果もあります。

今後は条例施行による効果も見極めていかなければいけません。

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