eスポーツ「日本だけが取り残されている」eスポーツ専門校の学院長が呂布カルマと対談

地域 エンタメ コラム・特集 友だち追加

eスポーツ高等学院学院長(アバター)

名古屋市在中のラッパー、呂布カルマとeスポーツ専門のスクール「eスポーツ高等学院」の学院長と対談。在校生の親から寄せられた卒業後の進路や対策、疑問について語ってもらいました。

【動画はこちら】呂布カルマ×eスポ学院長 対談

――学校には中学時代に不登校でまだ抜け出せていない生徒もいます。ゲームは好きだけど、この先どうしたら良いか分からない生徒の魅力を引き出してくれることはありますか?

呂布:
ここの学校に通っている子は中学時代不登校だった子が多いんですか?

学院長:
我々の学校としては結果論として不登校経験のある生徒が今、毎日元気に通っている状況はあります。

ゲームの世界で本領発揮

呂布:
本気でeスポーツ選手を目指している生徒とゲームをきっかけに、今まで通えていなかった学校に通える、という生徒の割合はどれぐらいですか?

学院長:
おそらく本気でプロを目指している生徒は2割程度だと思います。

学院長:
勉強や運動が苦手と感じて自身を否定的に捉えてしまった経験のある生徒がたくさんいます。ここには「ゲームの世界なら自分は力が発揮できる」と葛藤する子どもたちが目的を持って集まってきているんですよね。プロを目指していなくても、eスポーツを通じて日常生活を取り戻したり、生活習慣を変えられたりということが実際に起きています。

学院長:
そもそも日本が先進国で一番eスポーツが遅れています。夢を持ったeスポーツプレーヤーになりたい子どもたちが海外に今どんどん移住しているんですよね。

呂布:
eスポーツのプロになるために、海外にわざわざ移住するんですか?

学院長:
そうです。中学生で海外に渡ってプレーしている子もいます。

eスポーツがオリンピックの正式競技化?

対談中の呂布カルマの様子

学院長:
eスポーツはリアルスポーツのサッカーや野球と一緒。海外ではeスポーツのプロの選手として大会に出場し続けて、獲得賞金で生活する人も多いです。海外では毎月お給料が出るチームもたくさんあるんですよね。

学院長:
世界のワールドカップもしくは今IOCオリンピックの委員会でも協議されていて、これからどんどんeスポーツがプロの正式競技化されていく。そういった中でゲームタイトルごとの日本代表選手はこれから選出されていくことになるわけです。

現状は日本だけが取り残されているんです。サッカーや野球が学べる学校と同じようにeスポーツも1つのスポーツや競技です。そしてデジタル教育を提供しながら、今後の日本を支えるデジタル人材、そういったものを育成していきたいというのが、当校のそもそもの開校理由です。

おすすめの記事

おすすめの記事

アクセスランキング

アクセスランキング

ページトップへページトップへ