豊橋市の女性市議 議会の”一般質問”の機会失う 子連れでは発言順決める抽選に参加できず

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テレビ愛知

豊橋市の女性の市議会議員が、9月議会の一般質問の発言の順番を決める抽選会に子ども連れで参加を申し出たところ議長らから断られ、議会での質問の機会を失っていたことがわかりました。

豊橋市議会事務局によりますと、豊橋市の諸井菜々子市議は8月30日、発熱した2歳の子どもを保育園などに預けられないことから、子ども連れで抽選会に参加したいと議長に相談しました。相談を受けた議長は諸井市議同席のもと、議会事務局長らと協議を行いましたが、「規則上できない」と判断。諸井市議は抽選会に参加できず、9月議会での一般質問の機会を失いました。

豊橋市議会が取り決めた決定事項では、議員本人が病気や公務で抽選会に出席できない場合、代理出席することができます。過去には新型コロナのワクチン接種で体調不良となった市議の代わりに副議長が代理で抽選を行った事例がありました。
しかし、子ども同伴の参加についての言及はありません。

事務局の担当者は、「今回のケースは本人の病気ではないという点で決定事項の適用は難しい。また、相談が抽選会の約15分前と直前だったことから協議も難しい状況だった」と話しています。

議会はすでに子育て世代の環境整備について議論を進めているとして、今回のケースもひとつの参考事例として今後協議をするということです。

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