【拉致被害者5人帰国から24年】残る12人の早期帰国へ 「米朝首脳会談の開催がカギか」専門家
どちらのシナリオになるのかアメリカそして日本が双方ともに大切だとは思うのですが、アメリカのトランプ大統領が意欲を示す米朝首脳会談の実現可能性について、李教授は「実現の確率は50%を下回り、やや低い(49%程度)」と予測します。
金正恩総書記が即座に応じる国際環境にないことがその理由です。また、対話が不発に終わりアメリカが軍事・経済圧力を強化した場合、日本との関係を通じて牽制を図るべく北朝鮮がアプローチを試みるシナリオも考えられます。
【日朝外交の展望】日米連携の強化が不可欠 2026年11月のAPEC首脳会議が節目に
ーーとなると、米朝首脳会談は李さんが予想するのは少し低めということで、そうなると日本も日朝首脳会談に意欲的だという今の姿勢なのですが、この開催というのも実現する可能性としては、いかがでしょうか?
龍谷大学 李教授:
「残念ながら、北朝鮮がアメリカをさておいて、日本と先に話し合うということはないと思います。ですから順番からしますと、アメリカとの関係で何か決定的な変化があって、その次に来るのが日本だと思うのです。ですから日本はアメリカとの連携をより強化して、そして北朝鮮に圧力かけるなり、あるいは北朝鮮との関係を改善するなり、というような方向性を決めてトランプ大統領にお願いするのが現実的だと思います」
ーー拉致被害者の方、そしてそのご家族は本当に長い間待たされ続けてきて、まだまだその解決の道のりは少し先ということになるのでしょうか?
龍谷大学 李教授:
「北朝鮮がアメリカに先立って日本と優先的に交渉を行う可能性は極めて低いとみられています。日本側としては日米の緊密な連携を堅持しつつ、北朝鮮への対応方針を共通化することが現実的なアプローチとなります。」
拉致被害者家族の早期帰国が切望される中、2026年11月に開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議の前後で外交的な動点が生じるかどうかが今後の重要ポイントとなります。
2026年11月のAPEC首脳会議前後が、今後の情勢変化を見極める一つの節目となりそうです。














