「オルカン一択」でいい? 元ゴールドマン・松井雅章さんが語る“国債NISA化”と個人投資家の強み
「俺はオルカン一択」で思考を止めない
新NISAをきっかけに、「オルカン」と呼ばれる全世界株式型のインデックスファンドを積み立てている人も増えています。
松井さんは、そうした投資を否定しているわけではありません。
問題にするのは、
「危ない商品だから知らない。俺はオルカン一択」
と、それ以上考えなくなってしまうことです。
自分たちが暮らす社会では、どこからお金が入り、どこへ流れているのか。
国が国債を発行することにはどんな意味があり、その調達コストが上がれば自分たちの生活にどう影響するのか。
そうした仕組みを理解したうえで、「それでも自分はオルカンを選ぶ」というのであれば、それは一つの投資判断です。
大切なのは、誰かの意見をそのまま受け入れるのでも、反射的に否定するのでもなく、自分で考えたうえで選ぶことだと松井さんはいいます。
投資も日本経済も「自分事」として考える
今回の話には、株式投資と国債、日本経済という一見別々のテーマに共通するものがあります。
株を買うなら、自分の反対側にいる人を想像する。
相場が上がっていても、自分が納得できなければ「甘い球」が来るまで待つ。
国債の議論を聞いたときには、「自分には関係ない」と切り離すのではなく、その先にある暮らしまで考えてみる。
松井さんが繰り返し語ったのは、金融や経済を「誰かの話」にしない姿勢でした。
マーケットで自分のお金をどう動かすか。
そして、自分たちが暮らす国で、お金がどう動いているのか。
その両方に目を向けることで、ニュースや投資情報の見え方も少し変わってくるのかもしれません。














