「社長になりたい」元ゴールドマン・松井雅章さんが助言 AI時代の「1人起業」という選択肢
元ゴールドマン松井雅章氏が薦める「お金と経済の4冊」
番組後半では、松井さんが自身の考え方や資産形成にも影響を与えた4冊を紹介しました。
『お金のむこうに人がいる』田内学 著
元ゴールドマン・サックスのトレーダーで、松井さんの元同僚でもある田内学さんの著書です。
松井さんが特に評価するのは、「お金そのもの」に価値があるのではなく、その先にいる人や社会を見るという視点。
お金を通じて、人がどう動き、社会がどう成り立っているのかを考え直すことができる一冊で、「大人が読んでも、中高生が読んでも忘れられない経験になる」と薦めました。
『弱い円の正体 仮面の黒字国・日本』唐鎌大輔 著
なぜ円安が続いているのかを、お金の流れから読み解く一冊です。
日本はエネルギーや食料など、多くのものを海外から輸入しています。海外からモノやサービスを買い続ける一方で、世界が欲しがるものを日本から十分に提供できなければ、お金は海外へ流れていきます。
ニュースで日々目にする「円安」を、一時的な為替の上下だけでなく、日本経済の構造から考えるための本として紹介しました。
『バフェットとソロス 勝利の投資学』マーク・ティアー 著
長期投資で知られるウォーレン・バフェット氏と、世界的な「投機家」ジョージ・ソロス氏。
一見まったく異なる投資スタイルを持つ2人ですが、その考え方や行動には共通点があります。
松井さん自身も時折読み返し、「原点に戻れる」一冊だといいます。
『天才たちの誤算[ドキュメント]LTCM破綻』ロジャー・ローウェンスタイン 著
ノーベル経済学賞受賞者らも参加し、「天才集団」と呼ばれた巨大ヘッジファンドLTCMが、なぜ破綻へ追い込まれたのかを描いたノンフィクションです。
松井さんは、ウォール街の歴史や金融市場の人間関係を理解する上でも興味深い一冊だと紹介。
自身が金融の現場にいた際にも、この本で読んだ過去の出来事と目の前の出来事の「点と点」がつながることがあったと振り返りました。
【AI時代、会社は1人でつくれる】「社長になりたい」SKE48松本慈子に元ゴールドマンが教えた“最初の一歩”【あしたのマネー#59】
お金を知ることは、社会の仕組みを知ること
株を買えば、私たちも小さな「資本家」になる。
社会に価値を提供した人にお金が集まり、そのお金がまた新しい挑戦へ向かう。
AIが進化すれば、会社や働き方の姿そのものも変わっていく。
今回の「あしたのマネー」で語られたのは、単なる投資テクニックではありませんでした。
自分が持つお金をどこに使うのか。どんな仕事を選ぶのか。そして、自分はこれから何をしたいのか。
一見別々に見えるテーマも、「自分の人生をどう選ぶか」というところでつながっています。
「社長になりたい」という松本さんの素朴な一言から始まった話は、AI時代を生きる私たち自身の働き方にも通じるものになりました。














