「社長になりたい」元ゴールドマン・松井雅章さんが助言 AI時代の「1人起業」という選択肢
「まず会社を作ってみるのもいいんじゃないですか?」
そんな松本さんに対する松井さんの答えは、意外なほどシンプルでした。
「そしたら、会社を作ってみるのもいいんじゃないですか? まずは社長に」
その背景にあるのが、AIの急速な進化です。
近年は「ソロアントレプレナー」「ソロプレナー」などと呼ばれる、従業員を大勢抱えず、1人を中心に事業を運営するスタイルが広がりつつあると松井さんはいいます。
文章や資料の作成、調査、分析など、これまで人に頼んでいた仕事の一部をAIに任せられるようになったことで、1人でもできる仕事の範囲が大きく広がっています。
松井さんは冗談を交えながら、
「AIって24時間働いてくれて、夜中にディープリサーチさせても淡々とやってくれる」
と話します。
もちろん、会社を作ればそれだけで事業が成功するわけではありません。
松井さんが重視するのは、実際に一歩を踏み出すことで「自分が本当にやりたいこと」の解像度を上げることです。
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「なぜ社長になりたいのか」を考える
松井さんは松本さんに、もう一度問いかけました。
「なぜ社長がかっこいいと思うのか」
松本さんが挙げたのは、バリバリと仕事をする女性への憧れ。そして「誰かに憧れられる存在になりたい」という気持ちでした。
松井さんは、その思いは現在のアイドルという仕事にも通じているのではないかと指摘します。
単に「社長」という肩書が欲しいのではなく、自分自身で新しいプロジェクトを動かし、その責任者として「ドライバーズシート」に座りたいのではないか。
そう考えれば、次にするべきことも少しずつ見えてきます。
「思いが形になって解像度が上がると、行動につながっていく。そうすると、いつの間にか前に進んでいますよね」
やってみた結果、「思っていた社長と違った」と感じる可能性もあります。
しかし、それも失敗ではありません。
実際に行動したからこそ、自分が求めていたものとの違いに気づくことができ、次の進路が見えてくるといいます。
「どうやったら社長になれますか?というより、なぜ自分が社長になりたいと思ったのか。その解像度を上げたら、自ずと道が開けるんじゃないかと思います」
松本さんは「また相談させてください」と笑顔で答えていました。














