約3800銘柄から「見るのは200〜300」 現役トレーダー・窪田剛さんが明かす短期トレードの銘柄選
なぜ「塩漬け株」が生まれるのか
投資とトレードを分ける必要性は、株価が下がった時に特に表れるといいます。
例えば、ある企業についてじっくり調べ、
「この会社は将来成長する。今100万円の価値でも、いずれ200万円になる」
と考えて長期投資を始めたとします。
途中で株価が50万円になったとしても、最初に立てた成長シナリオが変わっていないのであれば、保有を続けるという判断はあり得ます。
一方、
「短期で上がると思ったから買った」
にもかかわらず、値下がりすると、
「でも、この会社は業績がいい」
「将来性があるから持っておこう」
と理由を変え、5年、10年、15年と持ち続ける。
窪田さんは、こうして「塩漬け株」が生まれるケースが多いと指摘します。
短期トレードとして買ったのであれば、最初に想定した動きにならなかった時点で損失を確定し、その資金を別の機会に使うという考え方もあります。
「その間、ちゃんと損切りをして、そのお金をもっと生きたお金として別のものに振り分けた方が、人生は豊かになりますよね」
長期投資なのか、短期トレードなのか。
途中で都合よくルールを変えないことが大切だといいます。
動画→【約3800銘柄→候補は200〜300】現役トレーダー窪田剛が明かす「短期で狙う株」の3条件【あしたのマネー#63】
約3800銘柄から、最初に200〜300まで絞る
では、窪田さん自身は短期トレードをする株をどう選んでいるのでしょうか。
最初の基準として挙げたのが、
「流動性が大きい銘柄」
です。
流動性とは、簡単に言えば「どれだけ活発に売買されているか」。
買いたい時に買え、売りたい時に売れるだけの取引量があるかどうかです。
例えば、大きな投資家がある企業の株を大量に買いたいと思っても、市場でほとんど売買されていなければ、簡単には買うことができません。
大量に買おうとした自分自身の注文によって株価を押し上げてしまったり、反対に売る際には値段を大きく下げてしまったりする可能性があります。
窪田さんがイメージするのは、「自分が1兆円を運用する投資家だったら、この株を大きな金額で買えるか」という視点です。
世界中の大きな資金が入ってこられるだけの「器」があるか。
それを見る一つの指標が、売買代金などの流動性だといいます。
窪田さんによれば、日本にある約3800の上場銘柄の中で、短期トレードの対象として最初の条件を満たすのは、およそ200〜300銘柄。
「だからもう、その中から選ぶだけでいいと思っているんです」
数千銘柄をすべて追いかけるのではなく、まず最初の条件で大きく絞り込む。
これが窪田さんの「最初のスクリーニング」です。














