リニア静岡工区の着工を鈴木静岡県知事が容認 約9年ぶりに大きく前進 名古屋駅周辺からは期待の声も
リニア中央新幹線の静岡工区の着工が動き出します。着工が止まってから約9年。7月7日大きな転換期を迎えました。静岡県の鈴木康友知事が、静岡県議会で、リニア中央新幹線の静岡工区の着工容認を表明しました。
静岡県 鈴木康友知事:
「リニア中央新幹線工事にかかる自然環境保全協定を事業者であるJR東海と締結することといたします」
リニア中央新幹線は最高時速500キロメートルで走行し、名古屋―品川間を最短40分で結ぶ計画です。全長286kmの区間のうち、着工が止まっていたのは、静岡工区の8.9kmです。着工に反対していたのは、静岡県の川勝平太前知事です。川勝前知事は、工事に伴う大井川の流量減少など自然環境への影響を懸念して反対しました。こう着状態が続く中、JR東海は、ある決断をします。
JR東海丹羽俊介社長:
「残念ながら品川~名古屋間の2027年の開業は実現しない、実現できないと考えているところでございます」当初予定していた2027年の開業を断念する事態になりました。その後、状況が一変します。
2024年5月の鈴木知事の就任でした。
静岡県 鈴木康友知事:
「リニアはさまざまな課題を解決しながら推進していく」
2026年3月、静岡県とJR東海は、課題となっていた大井川の水資源や自然環境の保全のための28項目の課題について、対話を完了しました。また、鈴木知事が着工を認める条件としていた「住民への丁寧な説明」についても、JR東海は2025年3月から62回、住民説明会を開催。7月1日、その結果を報告しました。
こうした状況を受け、鈴木知事は7日、静岡工区の着工を容認すると表明しました。
静岡県 鈴木康友知事:
「JR東海としても自然環境保全に努めてもらえるとわかった。また住民にも丁寧な説明をしてもらったしいろいろな法令手続きも踏んでもらった(着工に必要な協定の)締結の環境が整った。これからが大事なので、今後つくる県・国・JR東海を含めたモニタリング体制の中で継続的・永続的に工事をチェックすることで不安や懸念を払拭していきたい」












