現実世界で「体」を持ち、「考えて動く」フィジカルAI 導入までどれくらいかかるか企業にアンケート
最新のAI技術を集めた展示会が、名古屋市内で開かれました。多くの来場者の注目を集めたのは「フィジカルAI」です。
中村区で6月16日と17日に開かれていた「AI博覧会」です。AIを活用して業務を効率化するサービスを提供している企業を中心に、61社が出展しました。ブースの1つで展示されていたのは「翻訳スマートグラス」。デバイスを装着して、英語で話しかけてもらうと、視界に翻訳された文字が出てきました。
会場内で特に人だかりができていたのが、「フィジカルAI」の展示ブースです。フィジカルAIは現実世界で「体」を持ち、「考えて動く」AIのことです。従来の産業用機械は、決められた動作を正確に繰り返すことが得意であるのに対し、フィジカルAIは状況を判断して柔軟に対応しながら作業を進めます。
このうち、機械などを扱う商社、岡谷鋼機が開発を進めるフィジカルAIは、異なる物体の特徴を認識して、中が区切られた箱に仕分けます。
会場を訪れていた製造業の50人に、自分の会社でフィジカルAIを導入するのはいつになると思うか聞いてみました。「10年以内」は37人、「10年以上先」は9人、「導入できない」と答えたのは4人という結果になりました。
自動車部品メーカー(回答:10年以内):
「もうやらなくてはいけないと思う。人手不足があるので、補う形でフィジカルAIを入れていかなければいけない」
電気大手(回答:10年以内):
「基礎技術はすでに出来ている。中国企業はすぐに出していくと思う。それに追随して日本も早く出していかなければいけないので、10年が勝負だと思う」
半導体メーカー(回答:10年以上先):
「無人の製作所を作りたいという構想はある。なかなか実用段階に至っていない。20年、30年くらいかなと思う」
自動車部品大手(回答:導入できない):
「20年以上先でもあやしいかなと個人的には思う。そういう企業文化ではない」












