日本の人手不足を救うか?経済アナリスト 森永康平さんが注目する「フィジカルAI」と未来の投資
「国の政策」としての投資のチャンス
ロボットが人の代わりに現場で働けるようになれば、日本の人口減少や人手不足を解決する新たな手段になります。そのため、国が積極的に予算を出して支援する「国策」になる可能性があります。
株式市場には「国策に売りなし」という格言があります。例えば、政府が予算を増やすと決めた防衛関連の会社の株価は、ここ2〜3年で大きく上がっています。これと同じように、国策になり得るフィジカルAIに関連する業界は、今後の有力な投資先になるといいます。
また、SF映画のように「ロボットが感情を持って人間に反撃してくるのではないか」という懸念に対し、森永さんは「アメリカではChatGPTが人格を持ち始めたというニュースもあり、可能性はゼロではない」と話します。実際に海外のAIエンジニアと話した際にも、ロボットを止めるために「塩水をバケツに入れて玄関に置いておくべきだ」という防衛策に対し、別のロボットエンジニアから「防水加工がされているから効かない」と真面目に返されるなど、開発の現場では真剣な議論が行われているそうです。
中国でも、ロボットが人間のように自然な動きでダンスをするなど技術が進歩しており、今後は戦争の地上軍にもフィジカルAIが導入されるなど、世界中で集中投資が行われる未来が予想されています。
※視聴はコチラ※【森永康平】AIの次はこれ!「フィジカルAI」バブル到来!?国策銘柄の大本命をプロが徹底解説【あしたのマネー#36】
プロが実践する「連想ゲーム」と「リアル」の価値
森永氏は、多くの人が「そんな未来は来ないだろう」と半信半疑でいる今こそが、投資のチャンスであると語ります。30〜40年前、固定電話しかなかった時代に「手のひらの中に映画館があって、店に行かずに買い物ができるようになる」と言われても誰も信じませんでしたが、今では現実になっています。当時、AppleやMicrosoftの株を買っていればどうなっていたかを考えることが大切です。
投資のヒントを見つける方法として、森永氏は街を歩きながら変化に気づく「連想ゲーム」を勧めています。例えば、コンビニで日本人の店員がいないことに気づき、そこから「人がいなくなったら社会はどうなるのか」「介護や医療はデジタル化だけでは限界がある(※現在は筋力を助けるロボットスーツなどもあるが、人がいることが前提のため)」「ならばロボットで代わりをするしかない」と、次々に連想してつなげていく方法です。
最後に森永氏は、世の中のトレンドは「振り子」のようになっており、オンライン化や電子化が進むほど、逆にアナログやリアルの価値が高まると説明しました。インターネット通販のアマゾンで本は買えますが、そのデメリットは「新たな本との出会いがない」ことです。本屋に行けば、買う気がなかった本でも表紙が気に入って買うような「意図しない出会い」があります。そのため、電子書籍が登場しても紙の本は無くなりませんでした。
アイドルの世界でも同様で、コンピューターが歌う「ボーカロイド」で十分だという意見がある一方で、実際に劇場や握手会に会いに行ける人間のアイドルの「人間臭さ」や「ファンと触れ合って話せる価値」は、AIには奪えないものであると、SKE48の松本慈子さんの意見に同意しました。














