愛知・東三河の「水がめ」宇連ダムの貯水率4.0%で地肌が露出 雨が降らず深刻な水不足に陥る
新城市の「宇連ダム」は豊川用水の主水源として東三河地方5つの市に水を供給しています。満水時だと一杯まで水が貯まっているんですが、現在は岩肌も見えてしまっています。
ダムで最も深いポイントにはまだ水がありますが、そこから2キロほど上流へ行くと、状況はさらに深刻です。本来は湖底であるはずの場所が完全に干上がり、ひび割れた地面がむき出しになっています。その光景はダムというよりも、まるで巨大な工事現場のようです。
2025年7月以降、降水量の少ない時期が続き、現在の貯水率は4.0%。今後しばらくはまとまった雨も期待できないため、現在の節水率をさらに上げざるをえない状況です。
異例の少雨、1月の雨量はわずか1ミリ
豊川用水総合管理所の松岡良司管理課長によると、2025年11月から2026年1月までの3カ月間の降水量は73ミリで、平年の3分の1以下にとどまっています。
特に今年1月の降水量は、わずか1ミリしかありませんでした。
冬場の渇水は20年ぶりとなりますが、冬は夏のようにまとまった雨が降ることが少ないため、厳しい状況が長引く恐れがあります。
貯水率は4.0%、家庭への影響も懸念
2月13日午前0時時点での宇連ダムの貯水率は4.0%まで低下しました。他の水源を合わせても地域全体の貯水率は14.2%と非常に少なく、現在も水位は下がり続けています。
これを受け、豊川用水では、農業・工業用水の節水率を30%から40%に、水道用水の節水率を17%から20%に引き上げ、節水対策を強化しています。水道用水の節水率が20%に達すると、一般家庭でも水が出にくくなったり、水質に影響が出たりする可能性があります。
松岡課長は「炊事、洗濯、お風呂などでこまめに蛇口を閉めることや、洗車や庭の水やりを控えていただくようお願いします。地域のみなさまと一丸となって、この渇水対策に努めていきたい」と呼びかけています。














