冬に大ピンチ「血液が足りない」 若い世代の献血者不足も課題 保存期限が切れた血液を活用する研究も

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名古屋市の官庁街での毎年恒例の献血活動が1月8日、行われました。2025年シーズンはインフルエンザの流行が例年より早かったことで血液の確保に苦戦しています。

愛知県赤十字血液センターの職員:
「みなさまの協力で助かる患者がいます。献血ご協力お願いします」

愛知県赤十字血液センターの職員らが愛知県庁で献血を呼びかけていました。この活動は、より多くの人に献血してもらおうと冬の時期に名古屋市の官庁街で行われています。今回は3日間で愛知県の職員など389人が参加しました。

冬に献血を呼びかける背景にはある切実な課題がありました。血液不足です。

愛知県赤十字血液センター 献血推進課 早川翔推進一係長:
「特に冬はインフルエンザの流行などで体調を崩す人が多く、そういった人は献血ができないので、特に冬場に献血者の確保に苦慮する」

一方で、冬は医療機関からの血液の需要が高まる傾向にあり確保できた血液の量が需要に追いつかない現状があります。

愛知県赤十字血液センター 献血推進課 早川翔推進一係長:
「年越し前にオペをする医療機関が多いことから特に供給量が増えやすいという状況」

採血後10日未満の短い保存期間も

愛知県赤十字血液センター 献血推進課 早川翔推進一係長

特に2025年シーズンは早い時期からインフルエンザが流行したことで血液の確保に苦戦。2025年の9月から12月の献血者数が供給に必要な人数を4カ月連続で下回りました。足りない分はほかの地域の支援を受けてまかなうことになります。一方で、3月、6月、8月には供給に必要な人数を上回っています。しかし。

愛知県赤十字血液センター 献血推進課 早川翔推進一係長:
「血液は患者に使用するまでに使用期限があるので、一過的にたくさんの人に献血してもらっても供給とのバランスが崩れてしまう」

献血からつくられる血液製剤は生きた細胞が入っているため保存できる期間が決まっています。短いものでは採血後わずか10日未満しか保存できないものもあります。そのため、年間を通じた継続的な献血が必要です。

また、若い世代の献血者不足という課題もあります。 愛知県では2020年から2024年の5年間、毎年のべ29万人ほどが献血しました。しかし、いずれの年も30代以下は全体の約3割程度にとどまっています。

愛知県赤十字血液センター 献血推進課 早川翔推進一係長:
「このまま若い人の献血者数が減ってしまうと、将来の安定供給に支障をきたす恐れがある」

愛知県赤十字血液センターは若い世代に献血してもらおうと子ども向けの献血教室を開いたり学生への献血の呼びかけなどを強化しています。

愛知県赤十字血液センター 献血推進課 早川翔推進一係長:
「みなさんの協力によって救われる命が必ずあるというところで、ぜひ一歩踏み出して献血に協力してほしい」


※2025年7月から血小板製剤の保存期限は6日間に変更

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