「お前らの脳みそはハトより小さい」東郷町長のハラスメント疑惑 第三者委員会がパワハラ行為と認定

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テレビ愛知

東郷町の井俣憲治町長がハラスメントにあたる発言を繰り返していたとされる問題で、第三者委員会は22日、町側に対し「継続的に複数の職員に対しハラスメントを行ってきた」とする調査報告書を提出しました。

この問題は、井俣町長が職員に対し「死ね」「殺すぞ」などのハラスメント発言を行ったとされるもので、職員が独自に行ったアンケート調査により発覚しました。これを受け、町は2023年12月に弁護士ら3人で構成する第三者委員会を発足。職員全員を対象にしたアンケートを行い、そのうち582人から回答を得たということです。

このアンケートの結果、井俣町長からハラスメントを受けたと回答した人は108人で、このうち、パワーハラスメントを受けたと回答した人が79人、セクハラを受けたと回答した人が28人いました。

また、井俣町長が「最上級のあんぽんたん」「お前らの脳みそはハトの脳みそよりも小さい」などと発言したことについて、井俣町長は「叱咤激励の意味だった」としていますが、第三者委員会は「人格否定に等しく、勤務環境が害されていた」としてパワハラに該当すると認定しました。

この他、報告書では女性職員に「いつ巨乳になって帰ってくるの」という言動がセクシャルハラスメントに該当することや、「育休を1年取ったら殺すぞ」などの言動がマタニティーハラスメントに該当することなども記載されています。

ハラスメントが発生した背景については、井俣町長のハラスメントへの理解が乏しかったことや、町として町長のハラスメントを止める制度がなかったことなどを指摘しています。

井俣町長は第三者委員会の結果を持って進退を決めるとしていましたが、現時点では書面で「26日に開催する議会の前後で会見を開く」とするのみで、進退についての言及はありません。

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