「+」マーク付き着信番号には要注意 増える架空料金請求詐欺 「会社の名称を公式HPで調べて」と専門家

事件・事故 社会 地域 くらし・生活 友だち追加

被害を防ぐには「冷静なファクトチェック」

防ぐには「冷静にファクトチェック」 会社名称を公式HPで調べる

なぜ架空料金請求詐欺の被害が後を絶たないのか。専門家は誰もが被害に遭う可能性があると、警鐘を鳴らします。

立正大学心理学部 西田公昭教授:
「不安や恐怖を煽られると、人は判断を狂わされるものです。全く身に覚えのない話ならば、不安も恐怖も喚起しないが、”もしかしたらあれが”と、どなたも当てはまる可能性がある。思い当たる人に対して詐欺の電話が入ってくると、”えっ、もしかしたら”となる。そこに訴訟という言葉が相手から出てくると当然怖い。それに対応しなければいけないと咄嗟の判断を求められて、誤ってしまうという心理が基本にあるわけです」

では、どのようにすれば、被害を防げるのでしょうか。

西田教授:
「冷静にファクトチェックです。どういう会社名を使ったか、どういう担当だったかなどをちゃんと確認する必要がある。会社の名称を公式ホームページなどで調べること。それをやれば偽物か本物かはかなり明瞭になると思います」

“詐欺被害の防止機能付き”電話機で被害を防げ

防犯機能付きの電話機 自動で音声が流れる

警察官:
「犯人は録音されていると聞くと、自分の声が残っちゃうので捕まる可能性が高いと思って、基本的には電話を切るんですね」

相次ぐ特殊詐欺の被害を防ごうと、蒲郡市の家電量販店で4月18日、詐欺被害の防止機能がついた電話機の活用を呼び掛けるイベントが行われました。

例えばこちらの電話機…

【電話機の音声】
「ただ今、振り込め詐欺対策モードになっています。恐れ入りますが、あなたの名前をおっしゃってください」

電話をかけた側にはこのような自動音声が流れ、受ける側は相手の声を聞いた上で、電話に出るかどうかを決める事ができます。防犯機能付きの電話に買い替えを決めた人は…

60代男性:
「今の電話機は変な電話がいっぱいかかってくる。(防止機能付き電話は)システムがしっかりしているので、(今後は)詐欺電話には出ないようにしたい」

蒲郡警察署生活安全課 守田哲朗課長:
「詐欺の被害に遭わないと思っている人でも、犯人と直接話をしてしまうと詐欺被害に遭ってしまうので、被害防止機能付きの電話機を活用してほしい」

おすすめの記事

おすすめの記事

アクセスランキング

アクセスランキング

ページトップへページトップへ