デヴィ夫人「習近平氏は取り返したい」 台湾に運ばれた中国・歴代王朝の“宝物”

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デヴィ夫人

台湾統一を狙う中国・習近平氏について、テレビ愛知の討論番組「激論!コロシアム」に出演したデヴィ夫人は、「台湾に運び込まれた膨大な宝物を取り返したいのではないか」と、野望の一つに宝物の奪還をあげた。

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「中国の宝物」台湾の故宮博物院に約70万点

台湾

台湾に運ばれた“宝物”とは、中国の歴代王朝が収集した美術品などのこと。元々は中国・北京の紫禁城にあったものを国共内戦で形成不利になった国民党の蒋介石が戦火から守るため台湾に運び出した。現在、台北市の「故宮博物院」に所蔵され、その数は美術品、図書文献、書画など約70万点にも上る。

習近平

デヴィ夫人は「75年間展示し続けても、毎回まったく同じものがないくらいの量を台湾に運んだじゃないですか。中国には兵馬俑とかはあるけれど、漢字がどのようにしてできたかとか、そういう(歴史的に貴重な)ものは全部、台湾にあるわけですよ。習近平氏は、それを取り返したいんじゃないですか」と述べ、台湾統一は領土だけでなく、“歴史”を取り返す狙いがあると指摘した。

「独裁者」の思考は誰もわからない!? 

激論コロシアム

習近平氏は、力づくで台湾に攻め込むのだろうか。 

ジャーナリストの野嶋剛氏は、「習近平氏は、ますます独裁者になっている。彼がどのくらいの思いを持ってやろうとしているのかわからない。そこが一番怖い」という。

ロシアのプーチン大統領はウクライナに戦争を仕掛けたが、当時、ほとんどの専門家はロシアが攻め込むことはない、と言っていた。独裁者の決断は予測できない。

「習近平氏は毛沢東を超えたいと思っているでしょう」(デヴィ夫人) 

我々はリスクを最大限見積もって準備する必要があるのだろう。

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