介護や農業、製造業の現場で市場拡大 アシストスーツの体験会 愛知・名古屋
農業や介護業界などにおける労働環境の改善となるのでしょうか。8日、名古屋市内で作業中の体を補助する「ある装置」の展示・体験会が開かれました。
体につけられた装置…。農業や介護業界などで体の負荷を改善するアシストスーツです。
製造業の多い愛知で各業界の作業に合ったアシストスーツを見つけてもらおうと一般社団法人アシストスーツ協会が企画しました。
体験してみると…
岡田愛マリーアナウンサー:
「肩の部分は上にひっぱられているような感覚があって、ふとももはしっかり支えられているような、押さえられているような、そんな感じがしますね」
中には腕をピンポイントに補助する装置もあります。
岡田アナ:
「腕に特化したアシストスーツをつけてみました。力を入れて脇を締めて立っている状態なんですけれども、少しでも力を抜くとバネの力で簡単に腕が開いた状態でキープされます。机などに腕を置いているような感覚なので楽です」
介護や農業、製造業の場でアシストスーツの市場が拡大しています。
2023年の国内市場規模は約25億円。2021年の約22億円から年々拡大しています。
その背景の1つにあるのが、労働者の人手不足や高齢化です。
協会によりますと、アシストスーツを導入することで、労働環境の改善につなげ、人材を確保したいという企業が増えているといいます。
一般社団法人 アシストスーツ協会 近藤尚也事務局長:
「労働者のことを考えたもの(アシストスーツ)があることをPRポイントとすることで(人材を)採用できるとか、社会的に信頼がおけるとか、そういったところを効果と思っている会社が多い。今後も市場は拡大すると思う」