営業最終日に密着! 名鉄百貨店一宮店の人気カフェ オープンから働く従業員「人生のひとつ」

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1月31日、名鉄百貨店一宮店が23年の歴史に幕を閉じました。営業最終日の店内で、なにやら行列ができているお店が! マダムカフェ「ぶどう園」です。23年間、買い物客を癒し続けてきた「ぶどう園」に密着しました。

ワッフル

「ぶどう園」の名物はワッフル。子どもはもちろん、大人にも人気の商品です。

23年間通い続けた

モーニングセット

店内にいた女性客が頼んだのは、マカロニにワッフル、サンドイッチがついたモーニングです。話を聞いてみると、23年間通い続けているそう!

常連客

客:
「お友だちとランチをして、4時間とか5時間も話し続けていました。すごい長いこと。(閉店は)寂しいです」

「癒しの場所でした」

ぶどう園は「癒しの場所」

店の一角で読書する女性客も、モーニングを注文しました。コーヒー片手に、ゆっくりと読書を楽しみます。このまま30分程、店内でくつろぎました。さっそく話を聞いてみます。

客:
「図書館がすぐ近くにあるので、図書館で本を借りてここでゆったり読んで楽しませてもらっていました。癒しの場所でしたね」

寂しさをにじませる女性客

店の従業員にも思い入れがあるそうです。

客:
「やさしくていつも笑顔で。本当にやさしい店員さんばっかりでした。もう寂しくてしょうがないです。(店が)なくなっちゃうのが」

従業員へのお礼に訪れる客も

お礼のプレゼントを渡しに訪れた

店の奥では、女性が従業員に何かを渡す姿がありました。

客:
「仕事で忙しい中、午後2時までのランチを楽しみに(来ていました)」

最終日ということで、仕事の合間をぬってお礼のプレゼントを渡しに来たんだそうです。

客:
「癒しの存在でした。なんか涙出てきそうです。皆さん、一生懸命(料理を)作っていただいて……なんだか涙が出てきました。(閉店は)残念です」

「自分にとっては実家みたい」と話す

ほかにもお礼を伝えに来る人の姿がありました。

客:
「昔、大学生時代に『ぶどう園』でバイトさせていただいて、お世話になりました。大学を卒業してからもここに定期的に通っていました。自分にとっては実家みたいな感じで、本当に大切な場所でした」

オープン当初から支え続けた2人の従業員

マダムカフェ「ぶどう園」渡辺里子さん

疲れを癒す甘い飲み物に、小腹を満たす名物のワッフル。買い物客を温かく迎え入れてきたマダムカフェ「ぶどう園」も、いよいよ最後のときです。オープン当初から店を支え続けてきた2人の従業員に今の気持ちを聞きました。

マダムカフェ ぶどう園 渡辺里子さん:
「ここでずっとやってきたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

マダムカフェ「ぶどう園」今枝通子さん

今枝通子さん:
「すごく長い時間、お客さまとスタッフの皆さまと関わってきたので、店が人生のひとつです」

23年の歴史に幕を閉じた

さまざまな思い出が詰まった一軒のカフェ。23年間お疲れさまでした!

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